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2020 Sea級グルメスタジアム in 境港 〜海と日本PROJECT〜

漁業の町・境港で、地元の海の現状と課題を伝える小学生への授業を実施しました。漁獲量減少と海水温上昇の関係、地元企業が取り組む環境施策などを学び、高校生が開発するサバ缶の商品化についてディスカッションに参加。海を守るためにできることを考えました。

2021.05.06

漁業の町・境港で、地元の海の現状と課題を伝える小学生への授業を実施しました。漁獲量減少と海洋環境の関係などを学び、高校生が開発するサバ缶の商品化にも参加。海を守るために自分達にできることとは何か考えました。

かつて境港市は生活と魚が密着した魚の町として、日本一の漁獲量を誇った日本を代表する漁港、魚の町でした。
しかし、近年、温暖化により水温が上昇したことで境港の漁業を支えていた回遊魚「サバ・アジ・ブリ」などの漁獲量が減少しました。
それらの海洋環境の変化に伴う漁獲量の減少に対して地元企業が行っている取り組みを紹介し、地元の海がどのようにして守られているのかを伝えます。さらに、未来を担う境港の子供達に魚の町境港の歴史、魅力や直面している課題をこのイベントを通じて、学び、体験してもらい、地元の海を守るために、自分たちは何ができるのかを考え、地元の海が直面している課題を「自分ごと化」してもらうことによって、誇りを持って地元の海を守っていくアクションに繋げます。

日程
2020年8月31日(月)

開催場所
境港市立上道小学校
鳥取県海洋練習船若鳥丸

参加人数
鳥取県立境港総合技術高等学校(参加者:11人程度)
境港市立上道小学校5年生(参加者:40人)

主催
海洋キッズスクール実行委員会

協力
鳥取県立境港総合技術高等学校
境港市立上道小学校

日本一を誇った境港の漁業の現状と課題を学ぶ

境港は海を通して世界とつながり、港湾施設の整った素晴らしい港町であること。
漁業の町として栄える境港の現状を解説。
いっぽうで日本一の水揚げ量を誇っていた魚の町も現在は全国7位。 魚の町復活に向け、現在境港の海が抱える問題を提起。海水温が上昇したことで、境の漁業の中心だったサバ、アジ、ブリなどの回遊魚が敏感に反応し少なくなってしまった。その一方で、今まで地元では見られなかったような魚が現れるようになった。対象魚種である「サバ」に焦点をあて漁獲高の変化、漁法、生態系等の紹介を行います。また、地元企業が海を守るために行っている取り組みとして「太陽光発電」「排水処理設備」などを紹介し、環境に対する問題を提起。自分たちにできることを発表してもらいました。

実習船に乗船、サバの味比べも体験

①座学で学んだ魚を獲るための船はどういう仕組みか知る。
停泊中の実習船に乗り込み操縦室・エンジンルーム等の船内設備の説明を行う。また、船内の望遠鏡4台を使い順番で船から海を見てもらい、港湾施設や沖合の海の観察をしました。

➁新鮮なサバと冷凍保存していたサバ(解凍済み)を用意し実際に触れてみる体験を行い、特徴や見分けかたなど違いを説明。その他、境港で水揚げされる魚に含まれる栄養素をクイズ形式で紹介しました。
また、実際に境港総合技術高校が作ったサバの缶詰の実食体験を行い、魚を食べる体験を通じて魚の美味しさを改めて感じてもらうとともに、、限りある水産資源であり、その命を頂いているというありがたさを伝えました。

商品化されるサバ缶のパッケージとネーミングを検討

・缶詰作りのVTR視聴。
・高校生の指導のもとグループワーク。
商品開発のネーミングとパッケージデザインをディスカッション
(授業のまとめとして)海を守るために自分たちができること考えて発表。

参加者の声
・「海にはさばやいわしなどの美味しい魚がたくさんいるから汚したらいけないよ」と教えてあげるようにします。
・港ではサバ、アジ、イワシがたくさんとれることは初めて知りました。境港の海に問題があることも学べました。
・二酸化炭素を出さないよう、おつかいに出かけるときはビニールぶくろをもらわないようにします。

メディア掲出
【テレビ放送】
・08月31日(月)「テレポート山陰」 18:15~19:00 (山陰放送)
・10月03日(土)「Bang+」        09:25~10:45 (山陰放送)
【新聞】
・09月01日(火)日本海新聞、山陰中央新報、朝日新聞
・共同通信社  各社へ配信

配布資料
学習ノート

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

参加人数:51人