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作って食べよう♪ うンまい海藻料理 はこだて海の教室 ~海と日本PROJECT~

はこだて海の教室実行委員会は、函館市国際水産・海洋総合研究センターで、料理体験イベント「作って食べよう♪うンまい海藻料理」を開催しました。海藻活用研究会の協力を得て、函館の特産品である海藻を使った料理を作って試食しました。

2019.10.23

はこだて海の教室実行委員会は、2019年9月14日(土)、海藻活用研究会の協力を得て、函館市国際水産・海洋総合研究センターで「作って食べよう♪ うンまい海藻料理」を開催しました。

函館の特産品である、健康に良い食材として知られる「海藻」。この海藻の素晴らしさや函館の海が海藻の宝庫であることに気づき、海藻を日々の食生活に取り入れる方法を知って、海を身近に感じるきっかけとしてもらうことを目的としています。

日程
9月14日(土)10:00~15:00

開催場所
函館市国際水産・海洋総合研究センター

参加人数
13人(親子4組、中学生&大学生コンビ1組)

主催
はこだて海の教室実行委員会

協力
海藻活用研究会

函館の宝、昆布を知る
はじめに海藻学のエキスパートである、北海道大学大学院の安井肇先生に、海藻についてお話しいただきました。安井先生は、函館沿岸とその周辺だけを生育域とする「がごめ昆布」を持って、昆布についていろいろ説明してくれました。

参加者は、海藻は海の中の栄養を吸収しているので健康に良いこと、ビタミンを補い、心と身体の健康バランスを整えることができ、美容にもいいことなどを聞きました。
また、函館近海で採れる「がごめ昆布」は、そのまま食べればサプリメント以上の健康効果があり、1キロのがごめ昆布はサプリメントの原料として150万円以上の価値があると聞いて驚いていました。

函館には良い生産者がいて、良い昆布屋さんも多いので、昆布を細かく刻んだり、粉にして密封したものを台所に常備して料理に活用をしてほしいと思います。

海藻の使い方を聞く
続いて登壇したのは、海藻の素晴らしさを広める取り組みをされている、管理栄養士でフードライターの佐々木ゆり先生です。

佐々木先生は、日本人は大昔から海藻を食べて、ビタミンやミネラルをとっていたことや、日本人の腸には海藻に含まれる食物繊維を分解できる特殊な腸内細菌があるともいわれることなどを話しました。
そして、日々の料理でちょっとした工夫をすれば、簡単に海藻をとることができることを教えてくれました。例えば、カレーには具材を炒める時に一緒に入れるだけでいいし、お好み焼きにはふのりを混ぜるといいそうです。またお茶漬けの素に、さっと洗ったふのりをひとつまみすればリッチなお吸い物になるのだとか。
最後に「残念ながら函館を含む北海道は、産地でありながら、海藻を料理に利用することが少ないので、ぜひ皆さんには活用していただきたい」と話されました。

海藻料理に舌つづみ!
講義のあとはお待ちかねのランチタイム。ランチは、佐々木先生による海藻料理が出されました。どれも簡単に作ることができておいしく、今後の日々の料理の参考にできるものばかりでした。

真昆布入りカレーは、4人分につき10cm程度の昆布を切って、具材を炒める時に入れればOK。味にコクが出て、とろみもつくのでルーを減らせるそうです。おいしくておかわりする人が続出しました。

銀杏草のフリッターは、磯の香りが食欲をそそり、こりこりとした食感もいい。先生によれば、海藻と粉ものは相性がばっちりとのこと。

このほか、ごま昆布を添えたゆで卵、おぼろ昆布とお茶漬けの素で作ったお吸い物、柚子風味の塩昆布を添えたバニラアイスなどが提供され、参加者はさまざまな海藻料理に舌つづみを打ちました。

海藻お菓子づくりに挑戦
午後は、参加者が海藻お菓子づくりに挑戦しました。用意された食材や海藻を使って、自由な発想で作ります。
でき上がったのは、クッキー、ホットケーキ、ドーナツ、お餅を使った和菓子など。入れる海藻を変えたり、味つけを変えるなど、お互いに工夫した点を発表しあいながらワイワイにぎやかに試食しました。

おみやげの昆布に歓声
最後に、主催者から参加者の皆さんにお土産を進呈しました。

まずは、北海道大学が栽培するがごめ昆布「北大がごめ」を使った昆布飴と、石鹸です。どちらも美容と健康に役立つと思います。

そして、昆布を好きなだけお持ち帰り!講座ですっかり「海藻大好き」になった子どもたちは、歓声をあげて昆布を袋詰めしました。昆布にかじりつく子どもも続出…、その姿に主催者一同、嬉しい気持ちになりました。

参加者の声
小学生
・いろんな海藻のことが分かって良かったです。
・海藻がおいしくて、好きになりました。
・おいしいお菓子がつくれて楽しかったです。

保護者
・家族の健康のためにも、もっと海藻料理を作りたいと思いました。
・海藻料理のレパートリーが少なかったのですが、今日、カレーにも昆布を入れるなど、いろんな工夫を教えていただけたのが勉強になりました。

メディア掲出
2019.9.17 北海道新聞 夕刊

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:13人