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海洋プラスチックについて ~海と日本PROJECT~

「海の宝アカデミックコンテスト2019・ブルーオーシャン活動に向けて(海と日本2019)」のイベントとして、函館市中央図書館で講演会を開催し、多くの学生や市民が聴講しました。 講演テーマは「海洋環境と人間のかかわり」と「海鳥からみる海洋プラスチック汚染の拡大」の2つ。海洋環境に対する国際的な取り組みの解説や、海洋プラスチックによる海洋汚染問題を紹介し、海のためにできることを考え、質疑応答で熱い議論が交わされました。

2019.09.12

函館市中央図書館で、海洋環境の現状と国際的な取り組み、海洋汚染が生物に与える影響などについての講演会を開催しました。

人間の活動は海洋環境や海洋生物に大きな影響を与えています。特に陸上から流出したプラスチックは、分解されずに海洋プラスチックとして蓄積し続けています。この現状に対する国際的な取り組みや海鳥への影響について講演し、海洋環境が抱える問題に関心と興味を持ってもらうことを目的としています。

日程
2019年7月27日(土)14:00~14:45 / 15:00~15:45

開催場所
函館市中央図書館 視聴覚ホール

参加人数
64人

主催
北海道大学大学院水産科学研究院

海洋汚染問題の「国際的な取り組み」と「生物に与える影響」とは
7月27日(土)に「海の宝アカデミックコンテスト2019・ブルーオーシャン活動に向けて(海と日本2019)」のイベントで、講演会「海洋プラスチックについて-海と日本PROJECT-」行いました。場所は函館市中央図書館視聴覚ホールで、学生や函館市民が多く聴講しました。
今回のイベントでは2名の教授に海洋環境に関わる問題についてご講演いただきました。北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの宮下和士教授と、北海道大学大学院水産科学研究院の綿貫豊教授です。
宮下教授には、「海洋環境と人間のかかわり」と題して、海洋環境に対する国際的な取り組みについてお話しいただきました。人間活動の増大により、現在起こっている気候変動やそれに伴う海洋環境の変化、そして持続可能な開発目標(SDGs)をはじめとした多くの国際的な取り組みについて解説され、我々が海のためにできることについて講演されました。
綿貫教授には、「海鳥からみる海洋プラスチック汚染の拡大」と題して、海洋プラスチックによる海洋環境の汚染について海鳥研究の視点からお話しいただきました。時折、会場の聴講者への質問も交えながら、毎年約1000万トンのプラスチックが海洋に流出していることや海鳥の体内に蓄積されたプラスチックの影響、種によっては約9割の個体の胃袋からプラスチックが検出されること、我々が海のためにできることについて講演されました。
最後に、聴講者による質疑応答が行われ、熱い議論が交わされました。
聴講していた大学生から「非常にためになる講演だった。自身が研究している生分解性プラスチックが多く世界に求められていることが分かった」などの声があり、多くの聴講者にプラスチックという身近な物質が与える海洋環境への影響について関心を深める契機になりました。

<チラシ>

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています