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2019水中ロボットコンベンション in JAMSTEC ~海と日本PROJECT~

2007年から続く水中ロボットの祭典「2019水中ロボットコンベンション in JAMSTEC」を神奈川県横須賀市で開催しました。講演会やワークショップのほか、フリー部門・ジュニア部門・AIチャレンジ部門に分かれて自作水中ロボットの競技会も実施しました。

2019.10.11

2019水中ロボットコンベンション in JAMSTECは、水中ロボットの祭典として2007年から連続開催しています。日本のみならず海外からの参加もあり、水中ロボットセミナーやワークショップ、競技などを実施しました。

2019水中ロボットコンベンション in JAMSTECの目的は、自作の水中ロボットによる競技会やプレゼンテーションを通じて参加者の交流の輪を広げるとともに、工学的知識・技術を駆使して現実的な課題に挑む機会を提供することです。そして、社会に向けて水中ロボット研究の楽しさと重要性をアピールすることを目指しています。

日程
2019年8月23日(金)~2019年8月25日(日)、本戦 8月25日(日)

開催場所
神奈川県横須賀市 海洋研究開発機構

参加人数
三日間のべ442人、8/25(日)本戦 約200人

主催
19 水中ロボットコンベンション in JAMSTEC 実行委員会

共催
日本水中ロボネット、日本船舶海洋工学会、IEEE/OES日本支部、MTS日本支部、テクノオーシャン・ネットワーク

後援
神奈川県、横須賀市、東京海洋大学、海洋研究開発機構研究プラットフォーム運用開発部門技術開発部、東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター

水中ロボットの研究者・技術者による講演会を実施
水中ロボットセミナーを開催し、水中ロボットの研究者・技術者の方々による講演会を行いました。プログラムは下記のとおりです。

(1)浦環氏(東京大学名誉教授、日本水中ロボネット理事長)
海中ロボットで海の底に沈んだ「モノ」を探す

(2)近藤敏康氏(AFK研究所代表)
ロボ化石・化石に残る絶滅した生き物をロボットにして泳がせる

(3)麻生達也氏(海洋研究開発機構)
日本発の海底探査チーム「Team KUROSHIO」Shell Ocean Discovery XPRIZEへの挑戦

95名以上の方に聴講していただき、講演会は盛況でした。また、参加者へアンケートを行ったところ、結果はとても好評でした。

ユニークな水中ロボットのポスターセッション
ワークショップとして、フリー部門(一般競技部門)とAIチャレンジ部門によるユニークな水中ロボットのポスターセッションを行いました。
参加チームは、フリー部門(一般競技部門)12チーム、AIチャレンジ部門7チームです。本年度より、会場にA0サイズのポスターを掲示するとともに、来場者や採点者と深い議論をすることができました。

ジュニア部門の水中ロボット作成教室と大会を開催
ジュニア部門ではコンベンション開催に先立ち、参加チームに部品とマニュアルを提供しました。事前に学習も行い、組み立てた状態で大会に臨みます。
工作教室では、講師の指導の元に問題点を解決して完成度を高めるとともに、独自の工夫を大切にしました。

8月25日に行った決勝では空き缶拾い競争を行い、その完成度や操縦のうまさなどを楽しみながら競い合いました。ジュニア部門の順位は下記のとおりです。

優勝:DGK@しんかい5.25 (芝浦工業大学附属高等学校)
準優勝:ぴよぴよソウル(東京工業大学附属科学技術高等学校)
第三位:NiAScience (長崎総合科学大学附属高校)

独創性、技術的な完成度を競ったフリー部門
フリー部門(一般競技部門)の決勝では、ユニークなロボットが数多く出場し、完成度・技術力・動きのユニークさをアピールしました。古生物をモデルとしたロボット、鰻やゴカイをモデルとしたロボット、水中空中両用のドローン、ダビンチスクリューを使ったロボットなど10台です。その独創性、技術的完成度などを競ったフリー部門(一般競技部門)の順位は下記のとおりです。

優勝:信州大学小林研究室 (信州大学)
準優勝:小山高専水中ロボット製作チーム2019 (小山工業高等専門学校)
第三位:東京工業大学 ロボット技術研究会 アクア研 gen班 (東京工業大学)

異なる色の風船を割る競争をしたAI チャレンジ部門
今回、試験的に新設したAI チャレンジ部門では、水中に浮かべた風船を割る競争を行いました。赤い風船は30点、黄色は20点、青は-10点とし、コンピュータにより風船とその色を識別して割ることを競いました。苦戦するチームもありましたが、見事にすべてのチームが競技点を得ることができたことは大きな成果です。AIチャレンジ部門の順位は下記のとおりです。

優勝:豊橋技術科学大学コンピュータクラブ (豊橋技術科学大学)
準優勝:BSCドローンLAB (株式会社富士通ビー・エス・シー)
JAMSTEC 理事長賞:サラダボウル(社会人一年生)

参加者の声
・来年度も参加したい
・旅費の助成があるので非常に助かります(遠隔地からの参加チーム)
・海洋調査の現場や未来技術についての話を聞けたのが良かった
・(調査船の見学が)非常に楽しかった、素晴らしい

配布資料
当日配布した、公式ガイドブックとフリー部門のロボット紹介パンフ

メディア掲出
【テレビ】
9/02 テレビ神奈川「カナガワニ海」(19:55~20:00)
8/25 NHK「首都圏ニュース」

【新聞】
8/26 読売新聞(関東版)朝刊 他

【スマートフォンアプリ】
・ J-COM どろーかる。

【ウェブサイト】
・ SUICHU GO!
https://suichu.jp/magazine-7/
・Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCiGm8UyWKsOp7Cm36eBAwww

<チラシ>

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています