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普代村「海ノ民話のまち」アニメが完成 認定委員長が完成を村長に報告(リモート)~お披露目

海ノ民話のまちプロジェクトは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化しました。このたび岩手県普代村を舞台に制作されたアニメ「お夏と藤平」が完成し、認定委員長が東京からリモートで柾屋伸夫村長に完成を報告し、作品をお披露目いたします。

2021.02.08

海ノ民話のまちプロジェクトは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化しました。本プロジェクトは、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと“海”を語り継いでいくために始動しました。このたび、「海ノ民話のまち」として認定された岩手県普代村を舞台に制作されたアニメ「お夏と藤平」が完成し、認定委員長が東京からリモートで柾屋伸夫村長に完成を報告し、作品をお披露目いたします。

「海ノ民話のまちプロジェクト」とは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施。海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。

【岩手県普代村に伝わる民話「お夏と藤平」あらすじ】
江戸時代、全国各地の諸藩が幕府に納めるお米は船で運ばれていた。江戸中期になると河村瑞賢(ずいけん)が廻船航路を開き、それより、日本の海上交通網は飛躍的に発達した。その要となった年、1670年頃のこと。太平洋を航行する東廻りの船に、藤平(とうへい)という若者が船乗りとして乗りこんだ。ところが、その船は南部沖で難破してしまう。流れの速い黒潮と北から流れてくる冷たい親潮がぶつかる海域をうまく乗り越えられなかったのだ。藤平は普代村に流れ着き、怪我が回復するまでのあいだ村長の家で過ごすことになった。この家の娘、お夏は心優しく、美しい娘だった。お夏の献身的な介抱により、藤平は元気になった。やがて、迎えの船がきて、藤平は江戸へ帰って行った。その後も、藤平はお夏のことが忘れられず、また会いたいと思い、船に乗ることにした。藤平は船が三陸の港に着くと、必ずお夏に会いに行った。やがてお夏も藤平を待つようになった。二人は将来を約束する仲になった。だが次の年になると、藤平の乗る船は、日本海を通る西廻りで航海するようになってしまった。これでは、お夏の元へ行くことができない。藤平の希望で船は動かない。船の行くところに身を任せるしかない。まして、陸路は関を通れず、会いに行くことはできない。お夏はそうした藤平の事情を知らず、いつまでも松のあるところから沖を見つめて、藤平が来るのを待ち続けた。お夏が藤平を待っていた松を、ひとは藤平松と呼ぶようになった。数年が経った後、藤平はようやく東廻りの船に乗ることができ、普代村を訪れた。しかし、もう村にお夏はいなかった。お夏は内陸の遠い村へ、お嫁に行ったのだという。

 

完成報告会
<日時>
2021年2月9日(火)14:00~14:30
<会場>
普代村役場 庁議室
<プログラム>
1、完成アニメDVD贈呈
2、上映
3、会談
4、フォトセッション
<ウェブサイト>
https://minwa.uminohi.jp/

<お問い合わせ>
「普代村・海ノ民話のまち実行委員会」事務局(IBC岩手放送)
電話:019-623-3133