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宮城県七ヶ浜町を「海ノ民話のまち」として認定!

海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化します。

2019.09.27

海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化します。本プロジェクトは、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと“海”を語り継いでいくために始動しました。このたび、5 つのエリアを「海ノ民話のまち」として認定。そのうちの1 エリアである七ヶ浜町市の寺澤町長を、認定委員長をはじめとする委員会メンバーが表敬訪問し、「海ノ民話のまち」認定証を贈呈する運びとなりました。

【宮城県七ヶ浜町に伝わる民話「大根明神のアワビ祭り」あらすじ】
花渕浜(はなぶちはま)の沖合いに、かつて(869 年)の大地震で、海の底に沈んだ大根明神があります。この辺りの岩礁には、昆布やアワビなど、豊かな海の恵みがありますが、ここに船が近づくと、どんなに波が静かな時でも逆波が起こり、船が転覆しそうになるので、漁師たちは「大根様(おおねさま)」と崇め、めったに近づきません。
ある時、言うことを聞かない漁師が、穴場となっている大根明神の近くで漁を行い、大きな利益を得ました。味をしめた漁師は、他の漁師たちの忠告にも耳を傾けず、神を畏れず、大根大明神で漁を続けました。しかし、ある時、突然海が荒れ始め、おおしけとなりました。船が波にもまれ、みしっと大きな音がしたかと思うと、船底に穴が開いてしまいました。漁師が水を汲み出しても間に合わず、ついに船は沈みかけてしまいます。船頭は、花渕浜の鼻節神社(はなぶしじんじゃ)の方に向かって手を合わせ「鼻節様、どうか助けてください!」と一心に拝みました。すると、今まで勢いよく吹き出していた水がぴたりと止み、船は無事、花渕浜にたどり着くことができました。船頭が船底を見てみると、なんと、そこには大きなアワビがくっついて、穴を塞いでいました。その漁師は改心し、 信心深く、漁でも節度を保つようになりました。
現在も、鼻節神社では、大根様の近くで獲れたアワビを供え、海の安全と大漁を祈る祭りが行われ続けています。

<表敬訪問日時>
2019年10月1日(火) 15:00~15:30
<会場>
七ヶ浜町役場 応接室(宮城県宮城郡七ヶ浜町)
<プログラム>
1.認定証授与
2.フォトセッション
3.会談
4.囲み取材
<ウェブサイト>
http://minwa.uminohi.jp/
<お問い合わせ>
七ヶ浜町・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会 事務局(TBC東北放送 東京支社テレビ部 内)
電話:03-3543-5621(平日10:00~18:00)