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沖縄県南城市を「海ノ民話のまち」として認定!

海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化します。

2019.08.16

海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化します。本プロジェクトは、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと“海”を語り継いでいくために始動しました。このたび、5つのエリアを「海ノ民話のまち」として認定。そのうちの1エリアである沖縄県南城市の瑞慶覧長敏市長を、認定委員長をはじめとする委員会メンバーが表敬訪問し、「海ノ民話のまち」認定証を贈呈する運びとなりました。

【沖縄県南城市に伝わる民話「観音堂由来」あらすじ】
琉球王国の周辺の海域は、様々な国の様々な船が忙しく行き交う、船の交通が活発なところでした。長い歴史の中で、沖縄の人々は、海を通して、多様な文化に触れてきました。
ある時、奥武島(おうじま)に、遭難した異国の船乗りたちがたどり着きました。島の人々は、彼らに着物を与え、焚き火で冷えた体を温めたり、お粥を炊いてあげたりして、手厚く介抱しました。聞けば、船乗りたちは朝鮮の新羅の者たちで、船が難破して、この場所に流れ着いたのだといいます。見知らぬ島に上陸するのをためらっていると、島の山頂に白衣の美女が現れて手招きするのが見えたので「天の助け」と、安心して上陸したのでした。その美しい女の人は、この島の守り神で、優しい心を持った島の人々がいることを知らせたのでしょう。やがて、船は元どおりになり、船乗りたちは、故郷の新羅へと帰って行きました。
首里の王様に、新羅から金の仏様が贈られてきました。手紙には「仏像を『奥武』に安置してほしい」と綴られています。「奥武」という場所は何箇所もあるので、王様が困っていると「玉城奥武島の人々が異国の船乗りを助けた」という話が伝わってきました。そこで、王様は玉城の奥武島に観音堂を建て、観音様を安置しました。
現在も、5年ごとに奥武観音堂祭が行われています。先祖の良い行いと、朝鮮半島から送られた観音像が結びつき、海の神として島の人々を見守っています。

<表敬訪問日時>
2019年8月21日(水)11:30~12:00
<会場>
南城市役所 市長応接室
<プログラム>
1.認定証授与
2.フォトセッション
3.会談
4.囲み取材
<ウェブサイト>
http://minwa.uminohi.jp/
<お問い合わせ>
南城・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会 事務局(RBC琉球放送)
メールアドレス:katsuyuki@rbc.co.jp