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海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」が完成!アニメ監督が福岡県宗像市伊豆市長を表敬訪問し「海ノ民話のまち」に認定 完成アニメーションをお披露目し、親子を対象とした上映会・ワークショップを実施

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年1月18日(土)に福岡県宗像市を舞台にした海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島(むなかたさんじょしんとおきのしま)」が完成したため、アニメ監督が宗像市を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。

2025.01.27

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年1月18日(土)に福岡県宗像市を舞台にした海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島(むなかたさんじょしんとおきのしま)」が完成したため、アニメ監督が宗像市を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。

また同日、海の道むなかた館で同作品の上映会イベントを実施しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

沼田監督と伊豆市長をはじめとした制作実行委員会のメンバー(海の道むなかた館大型スクリーンの前で)

<宗像三女神と沖ノ島>
福岡県宗像市の海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」や宗像市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/88/

表敬訪問/上映会

宗像市伊豆市長コメント

アニメのテーマである「宗像三女神と沖ノ島」は、私たち宗像の誇りであり、日本の神話や歴史そのものです。この神話や歴史は、1600年もの間、宗像びとの手によって大切に守られてきました。「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島をはじめ、宗像地域は多くの歴史的遺産を秘めた場所です。それを未来へ受け継ぎ、美しい海とともに守り続けていくことは、私たち世界遺産シティ宗像の使命であると考えています。

今回のアニメをきっかけに、子どもから大人まで、たくさんの方々に宗像の歴史や文化、そして海の大切さを知っていただけることを大変嬉しく思います。宗像の豊かな自然や文化遺産を知ることで、海や自然への関心を高め、次世代へとつなげるきっかけになればと願っています。


左)伊豆市長と沼田監督
右)上映会

当日レポート(上映会・トークセッション)

上映会の詳細/背景など

アニメ「宗像三女神と沖ノ島」は、世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群と関連の深い神話を題材にしている。そのため、上映会は世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」の大型スクリーンで上映することとなった。

また、アニメ上映とあわせ、子どもから大人までが神話と郷土文化を“体感する”機会を創出するため、地元の「宗像くすのき玩具」によるワークショップ「みあれ祭の船作り」をあわせて開催した。

・最も伝えたいポイントや、こだわった点

世界遺産にも登録された地域に伝わる信仰が、古事記、日本書紀に登場する神話であること。

1600年もの昔に始まった大陸との航海と交流の安全を沖ノ島の神に祈っていた信仰が、時代とともに大島での信仰、九州本土での信仰と形を変えて現代まで続いていること。その理由は、郷土の先人たちが、信仰、文化、歴史、自然を大切にしてきたからだということ。

海の学びの内容

沖ノ島に宿る神への信仰とともに、豊かな海を後世に引き継ぐという自然への畏敬の念も紡がれてきたが、近年、地球温暖化を原因とする海水温の上昇などの異常気象で、海藻が枯渇するなど海の生態系の異変が生じている。宗像は西日本の海女発祥の地と言われているが、豊かだった水産資源や漁業従事者は年々減少してきている。

当日レポート(ワークショップ)

アニメにも登場する宗像大社の神事「みあれ祭」の船を制作するワークショップを開催した。「みあれ祭」は毎年10月に執り行われる秋季大祭の中で、沖ノ島、大島の神様を本土の辺津宮までお連れするもので、神様を乗せた御座船を、100隻を超える漁船が取り囲んで海上パレードを行うものである。

今回のワークショップでは、アニメのデザインもあしらったみあれ祭の船作りを楽しんだ後、大海原を再現したステージに完成した船を展示して、みあれ祭を再現、体感した。

参加者の声

神秘的な影絵風のアニメで、子どもたちにも荘厳なストーリーが伝わったようで「おもしろかった」といった感想が聞かれた。

また、宗像の神話はこれまで映像化されていなかったため、大人の参加者からは「頭の中でイメージしていた誓約の場面がアニメ化され新鮮だった」「宗像の世界遺産は伝えにくい面があったが、アニメだとわかりやすい」といった感想が聞かれた。

アニメ監督と宗像大社神職、市学芸員とのトークセッションでは、沖ノ島の発掘調査や宗像大社の再建に関わり、のちの世界遺産登録に大きな影響を与えた郷土の偉人・出光佐三翁のエピソードも紹介され、アニメの世界をさらに広げる解説がなされた。

<表敬訪問・上映会・ワークショップ 実施概要>

名称

海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」
表敬訪問・上映会・ワークショップ

主催

一般社団法人日本昔ばなし協会

共催

日本財団 海と日本プロジェクト

日時

2025年1月18日(土)10:00~12:00

会場

海の道むなかた館

参加者

地元の親子50人、世界遺産市民の会のみなさん15人

プログラム

・オープニングセレモニー 開始 司会挨拶

・「海ノ民話のまち」認定証及び「海ノ民話アニメーション」パッケージ贈呈式

 メディア関係者 写真撮影

・アニメ上映

・宗像市伊豆市長からの挨拶

・トークショー 沼田監督、宗像大社広報・長友部長、世界遺産課・岡

・関連商品「むなかた開運飴」紹介(世界遺産市民の会・山下副会長)

・宗像くすのき玩具「みあれ祭の船づくり」ワークショップ

・完成した船50艘の写真撮影

・製作者全員と船を持って全員写真撮影

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:65人