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第1回ちどりからはじまる「海と環境」出前授業 漂着帯から知る、海のいのちのつながり—浦小学校で授業を実施しました

淡路市立浦小学校にて、海と環境をテーマとした学習を実施しました。浦小学校では毎年恒例のビーチクリーンがありますが、今回は「きれいにする前に、まずこの海を知ろう」という意味を込めた環境学習です。身近な海浜環境を知り、生き物や身近な環境を自然と“好きになる”気持ちをみんなで育んでいくことを目的としました。

2025.11.26

第1回ちどりからはじまる「海と環境」出前授業 漂着帯から知る、海のいのちのつながり—浦小学校で授業を実施しました

イベント概要

・開催概要: 淡路市浦小学校
・日程: 2025年10月16日 10時00分~12時00分
・開催場所: 浦小学校と近くの砂
・参加人数: 44人
・協力団体: 淡路島ちどり隊、兵庫県立淡路景観園芸学校

ビーチに移動し、漂着帯に生きる生き物を観察しよう!

この環境学習では、兵庫県立淡路景観園芸学校の澤田先生と学生の皆さんに協力いただきました。
まずは小学校から歩ける距離にある砂浜へ移動し、学習がスタートしました。
砂浜を観察すると、木の枝や貝殻、海藻など漂流物が落ちている部分が帯のように繋がっています。なぜ帯のようになっているのかな?と考えながら、漂着帯について学びました。

次に、「漂着帯に生きる生き物を観察してみよう!」ということで漂着帯をよく観察してみました。
海藻や流木の下にはたくさんの命がありました。ヒメハマトビムシ、ハサミムシ、ハエトリグモといった生き物を発見。これらは、イカの骨や海藻、魚の死骸などを食べて海をきれいにしてくれる「海のおそうじやさん」たちです。さらに、この浜に住むシロチドリは、またその虫たちをエサにしているかもしれません。
そんな想像をしながら、海辺の命のつながりを実感することができました。

 

海浜を観察して、面白い漂着物を探そう!

次は「面白い漂着物を探そう!」。海浜を自由に動いて、さまざまな漂着物を観察しました。班ごとに分かれて見つけた漂流物を紹介してもらいましたが、フジツボがついたライター、中国から流れ着いたウキ、海藻のアマモ、何者かにかじられたイカの骨、天草など、たくさんの面白い漂着物を見つけることができました。どこから来たのか想像しながら漂着物を見ることで、海は近くの山や川、さらに外国など、いろんなところに繋がっていることを感じました。

最後は石を投げて水切りを楽しんだり、素足で砂を感じたりと自由時間も満喫。海との距離がぐっと近づいたひとときでした。

こうした体験を通して、生き物や身近な環境を自然と“好きになる”気持ちをみんなで育む、貴重な学習の機会となりました。最後に石を投げて水切りをする自由タイムを挟み、学校へ帰りました。

 

浦小学校では、11月にはビーチクリーン活動、冬にはシロチドリの観察を予定しています。環境学習を通して「この海を大切にしたい」という気持ちが子どもたち自身から育っていくことを願っています。

<団体概要>

団体名称: 淡路島ちどり隊
URL: https://www.awaji-chidori.com
活動内容: 百人一首「淡路島かようチドリの鳴く声に…」でお馴染みのチドリ。浜辺をちょこちょこ歩く姿がなんとも可愛らしい鳥です。しかし、シロチドリはここ50年ほどでその数は3分の1にまで激減。兵庫県において、絶滅の危険性が一番高いレッドデータブックAランクに指定されています。チドリに必要な環境は、島の豊かな海浜そのもの。「淡路島ちどり隊」は、チドリの保全を通して淡路島の自然海浜全体を守ることを目指しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

参加人数:44人