「特別の教科 道徳」における海洋教育の単元開発 in 立命館小学校 〜海と日本PROJECT〜
京都市の小学校で、「ウミガメものがたり」を題材として、自然や動植物を大切にし、環境保全についての関心を育てる授業を開催しました。
2021.03.29
京都市の立命館小学校で、「ウミガメものがたり」を題材に授業を行いました。ウミガメの保護に取り組む人々の思いを通して、自然を守るために大切な心について考えてもらう機会となりました。
ウミガメの産卵の写真や保護に取り組む人々の思いを通して、自然を守るために大切な心について考えさせ、自然やそこに生きる動植物を大切にし、環境保全について関心をもとうとする心情を育てます。
日程
2020年11月25日 13:00~15:00
開催場所
立命館小学校
参加人数
35人
主催
一般社団法人アートをコアとしたコミュニケーションデザイン大学コンソーシアム
協力
劇団衛星・ソノノチ
演劇的手法を使い、ウミガメに対する想いや考えを共有
俳優と教員が共同して演劇的手法を使った道徳の授業の準備をし、実践を行った。
教材は絵本「ウミガメものがたり」を使用した。
教員による読み聞かせと、その中に出てくる「ウミガメ」を俳優がzoom内で演じることで、物語の世界観を演出した。
通常の読み聞かせと違い、俳優がウミガメを演じることにより、児童は物語の中に登場する生き物の立場を想像して、教師への質問や俳優との会話に取り組んでいた。
授業終盤では、無事大人に成長できたウミガメの立場に立って、これから生まれてくる、自分の赤ちゃんウミガメへの手紙を書くというワークに取り組んだ。
それぞれ子どもたちは、絵本の中で出てきた、ウミガメの試練や危険なこと、嬉しいこと、また環境問題に対する気付きを「赤ちゃんへの手紙」として振り返ることができた。
参加者の声
気づいたことは、小さな生きものがきけんがありながらも生きているということです。カメの子どもは何びきも生まれるけどおとなになれるのは1っぴきしかなれないというところがおそろしい。
うみにはきけんなことがいっぱいあるとわかりました。ウミガメは、こんなにきけんなことになっていたんだなとわかりました。もし、ぼくが、ウミガメだったらダメかもしれないとおもいました。でもウミガメはあきらめないでがんばっていたからすごいとおもいました。ぼくも、もしウミガメを見つけたらぜったいにたすけてあげたいです。そしてもしウミガメがびょうきになっていることをしったら、ぜったいになおしたいです。ウミガメたちがしあわせにくらしてほしいです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:35人