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関あじ・関さばブランドのひみつを学ぼう「おおいたの海を学ぶツアー in 佐賀関」を開催しました!

一般社団法人Mfiseaは、「おおいたの海を学ぶツアー in 佐賀関」を開催。豊後水道の関あじ・関さばの特徴や海の保護の意識、製品ブランディングなどを体験しながら学んでもらうことが目的です。豊かな海の幸への感謝の気持ちの育成に繋がりました。

2022.09.21

一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、2022年8月21日(日)に「おおいたの海を学ぶツアー in 佐賀関」を開催いたしました。「”関あじ・関さば”=佐賀関で獲れるあじ・さば」というような理解から一歩学びを深め、豊後水道の関あじ・関さばの生息域の特徴や漁業の難しさ、海に対する保護の意識、製品ブランディングなどを体験しながら学んでもらうことを目的としています。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
豊後水道で漁師さんが一本釣りで釣ってきた佐賀関ブランドの関あじ・関さばなどの魚の買取の様子から、鮮度を保つための生簀(いけす)での保存、出荷前の活け締め、神経締め、保冷、魚の仕分け、出荷までを一連の流れを見学するイベント
・船の上での面買い(つらがい)見学
・活き締め見学
・デジタル化された出荷場の見学
・関あじ、重さ当てクイズ 等
日程
2022年8月21日(日)
開催場所
大分県漁業協同組合佐賀関支店荷捌き場
参加人数
40名

関あじ・関さばブランドを保持するための高い流通技術

本イベントでは、大分県漁業協同組合佐賀関支店の荷捌き場施設にて、豊後水道で漁師さんが一本釣りで釣ってきた佐賀関ブランドの関あじ・関さばなどの魚の買取の様子から、鮮度を保つための生簀(いけす)での保存、出荷前の活け締め、神経締め、保冷、魚の仕分け、出荷までを一連の流れで見学しました。
 
佐賀関の買付は、佐賀関で見られる独特な取引方法で、”面買い(つらがい)”と呼ばれます。これは一本釣り漁師が漁獲した魚に対してストレスや傷を与えないよう商品価値を維持するために生み出された大分県大分市佐賀関エリアの取引方法のことです。帰港次第、漁協の目利きができる買い子が漁船に乗り込み、100g単位で魚の値段を瞬時に判断します。その後、買い子が漁船から生きたままの魚を海面生簀に移動させ、その中で落ち着かせます。また、生簀で生かされて落ち着いたのちに、”神経締め”、”血抜き”、”冷却海水での急速冷却”を行います。そうした努力により、高い鮮度が守られています。このような高い鮮度を保つための取り組みや製品ブランディングへの取り組み等を実体験として学ぶことで、より食や漁業への理解度を深め、豊かな海の幸への感謝の気持ちを育むことに繋がりました。

大人も子どもも海への関心を高め、漁師に興味をもつきっかけにつながる実体験

目の前で魚の鮮度を保つための活き締めをした際に、魚の血液が大量に流れ出るのをみて魚からこんなにも血液がながれているのに驚いているお子さんもいました。わたしたちの口に入るまで、いかに鮮度を保つ取り組みがなされているのかということが実体験として理解できたイベントになったかと思います。
また、漁師にも興味をもってくれている子どももおり、後日アンケートに「船が高いことに驚きました。親が漁師ではない人はどうやって漁師になるのか気になりました。」というような意見を述べてくれました。大人からも「ここで知った知識を広めたい」という意見も出ており、子どもだけでなく、大人まで海への関心を高める良い機会になったものと考えております。
 

実体験を通じて海の課題が自分ごととなり、“豊かな海を未来に”受け継ぐことになる

四方を海で囲まれることにより、長年その恩恵を受け続けてきた日本ですが、海洋ごみ問題や世界的な水産資源の乱獲などの影響で豊かな海を維持することができない状態になりつつあります。一般社団法人Mfiseaでは、“豊かな海を未来に”を理念として活動しています。
本イベント、「おおいたの海を学ぶツアー in 佐賀関」は実体験として関あじ・関さばブランドがどのような流通を経て、ブランド保持されているのかについて、漁師や漁業協同組合からの視点で知ることにより、海への関心を深めることを狙いとしていました。関あじ・関さばブランドに、いままで関心がなかった子供や大人次の意識が変わるきっかけになったものと認識しております。
今後も、”豊かな海を未来に”に向けて一歩でも近づけるよう邁進して参りたいと思います。
 

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:40人