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専門的なボランティアによる戦略的清掃活動 海岸構造物の間に散乱する大量のごみ一掃作戦を実施!

一般社団法人かがわガイド協会と一般社団法人香川県産業廃棄物協会は、香川県観音寺市の三豊干拓周辺海岸で専門的な知識や技術を有するボランティアと海洋ごみ清掃活動を実施。波消しブロックと堤防の間に散乱する大量の海岸漂着ごみを一掃しました。

2023.03.23

一般社団法人かがわガイド協会と一般社団法人香川県産業廃棄物協会はこの度、専門的な知識や技術を有するボランティアが協同する海洋ごみ清掃活動を、2月12日(日)から2月26日(日)香川県観音寺市の三豊干拓周辺海岸で実施しました。波消しブロックと堤防の間に散乱する大量の海岸漂着ごみを、効率よく回収する一掃作戦です。

なお本事業は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、瀬戸内海の海洋プラスチックごみ対策に取り組む、瀬戸内オーシャンズX推進協議会の「瀬戸内海洋ごみ削減行動促進支援基金」を活用し開催するものです。

2月12日よりかがわガイド協会が回収を開始し、期間中の9日間、約90名でこつこつごみを回収するとともに、回収物の組成など事前に調査を実施。最終日にあたる2月26日の大規模回収日には、かがわガイド協会約20名、香川県産業廃棄物協会の会員約70名、香川県および観音寺市、瀬戸内オーシャンズXの職員も加わり、計100名で、重機等も活用し効率よく一気にごみを回収しました。期間中の延べ10日間、総計約190名で回収したごみは、1tのフレコンバッグで約140袋分、重量にして10.4t!今回の協同により得られた知見と実績を活かし、より効率的で安全に地域の活動に育てていきたいと思います。

 

清掃活動が難しい場所に散乱し続ける大量のごみ

海洋に流出するごみの約8割は陸から発生しているといわれており、一度海に流れ出ると回収が難しくなります。また、陸域でも一般的なボランティアの活動が難しい場所では、ポイ捨てごみや漂着ごみの回収が進まず、散乱したプラスチックごみなどが放置され、全国的な課題となっています。

今回の活動地である観音寺市の三豊干拓周辺海岸も、同様の課題を抱えています。足場には石やごみが散乱し、釘など怪我の恐れがある危険物が多いこと、また堤防が高く延長が長いため、回収したごみの搬出作業負荷が大きいことなどの理由から回収が進まず、波消しブロックと堤防の間に大量のごみが溜まり、海洋からの漂着と漂流を繰り返しています。そこで地域の2団体が立ち上がり、今回の共同の取り組みが実現しました。
 

海洋ごみ回収やアクティビティの専門家たち参上!

かがわガイド協会は、普段の活動で地域の魅力を活かしたアクティビティや企業研修、ボランティアイベントなどを楽しく実施しており、専門的な知見と経験、ガイディング技術を有する団体です。今回の活動では、海岸清掃に関する知見の深さや県民への普及・啓発が評価され香川県から委嘱を受けた「香川県海岸漂着物対策活動推進員(愛称:かがわ海ごみリーダー)」とのつながりも活かして、2月26日を含めた計10日間、延べ110名で取り組みました。ごみを回収すると共に、回収したごみの組成調査や漂着物が溜まる原因考察、清掃活動の作業性の検証などを実施。回収物の内訳をみると、プラスチック類が81%と大半を占め、ビン・カン3%、ガラスなど危険物9%、粗大ごみ7%でした。私たちが普段使用している身近なプラスチックも風や波により大量に漂着し、劣化して細かくなりながら堆積し続けています。
 

集いし廃棄物のプロたち!安全かつ効率的に一気に回収

香川県産業廃棄物協会は、産業廃棄物の適正な処理、再生利用等に関する調査、研修、指導等を行う団体で、廃棄物業界、建設、自動車、医療業界など多業種の会員で構成されています。ボランティア活動でも、お遍路道や山間など険しい場所での人材や重機を活用した清掃活動実績をもち、不法投棄の防止も訴えています。今回も、本業で日頃から鍛えている屈強な身体と廃棄物に関する専門的な知識、効率的な作業能力や技術を持つ人材とリソースを生かして、効率的な回収活動を計画し安全な実施体制を構築しました。また、会員さんが所有する重機や仮設トイレ等を活用することで、短時間で大量のごみを回収できました。
 

活動を行政も応援!地域の活動として育てていきたい

また当日は、香川県の池田知事と観音寺市の佐伯市長も視察にきました。実施にあたっては様々な調整が必要でしたが、行政職員の方々のおかげで実施に至りました。
今回の協同により得られた知見と実績を活かし、より効率的で安全に地域で続けていける活動に育てていきたいと思います。
 

参加者の声

(かがわガイド協会)
最初にこの場所のごみの量を見た時は、その多さに驚きでした。また、回収作業を進めて行くと、1m以上の深さでごみが堆積している場所もあり、拾っても拾っても、下からごみが出てくる状況や、プラスチックごみの破片化が進んで大量のマイクロプラスチックが堆積していることに気づき驚きました。回収は大変でしたが、様々な得意分野を持つ方々と協力して、破片化が進む前に少しでも多くの海ごみ削減につながったと感じています。

(産業廃棄物協会)
今回のボランティア清掃活動において、一番強く感じたのは池田知事・佐伯市長の参加により、官民一体となれば、清掃活動の質が向上したことです。瀬戸内オーシャンズX推進事業協議会を通じて、香川県ガイド協会・香川県・観音寺市と連携して企画・準備・清掃活動を行うことで、相乗効果が高まり回収・処分したゴミが2倍、3倍以上の成果だったと思います。この経験を活かして次回の海ごみ回収をよりステージアップさせて広く周知していきたいと思います。

(行政職員)
今回の活動地は、海岸漂着ごみ対策の最重点区域に指定しており、香川県内でも最も漂着ごみの多い海岸のひとつです。実際に回収をすると護岸の隙間に入り込んで見えていなかったものも含めて、想定以上のごみがありました。大量の漂着物を瀬戸内海から回収していただいた両協会の皆様、ありがとうございました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:190人