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全国で「ビーチのユニバーサルデザイン化」が進む! ユニバーサルビーチプロジェクトに新たに6きょうだいプロジェクトが発足! 合わせて9きょうだいプロジェクトに

NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で協同して「日本全国ユニバーサルビーチ化プロジェクト」を実施。新たにきょうだいプロジェクトが6つ発足し、合わせて9つになったことをご報告いたします。

2023.03.22

NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で協同して「日本全国ユニバーサルビーチ化プロジェクト」を実施。新たにきょうだいプロジェクトが6つ発足し、合わせて9つになったことをご報告いたします。当チームは2022年8月15日に日本最多の計25道府県で出張ユニバーサルビーチを実施、全国制覇の半分である1/2全国制覇を達成しています。

日本財団と協同してユニバーサルビーチの導入コストを一部負担

神戸の須磨海岸を拠点とし、活動する NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、海岸に「ビーチマット」を敷いて砂浜をバリアフリーにし、水陸両用アウトドア車イス「ヒッポキャンプ」を導入することで、車いすやベビーカーでもビーチを楽しめる “ユニバーサルデザインなビーチ” を日本全国・世界に普及するプロジェクトを行なっています。

これまで全国のビーチのユニバーサルデザイン化を進め、延べ25都道府県、42ヶ所のユニバーサル化を進めてきて全国制覇の半分である1/2全国制覇した須磨ユニバーサルビーチプロジェクトですが、バリアフリーの普及にはビーチマットや水陸両用アウトドア車イスの導入にかかるという「導入コストの課題」、また欧米と比べ、日本には常駐のライフセイバーがいないビーチが多く、人手が限られる行政だけでは安全性が確保できないという「人手の課題」など、いくつかの課題があります。

須磨ユニバーサルビーチプロジェクトと日本財団が手を組み「導入コストの課題」について課題を解決することで、障がいの有無に関係なく海を楽しめるビーチを普及するきょうだいプロジェクトが6つ発足する運びとなりました。
※来年度、導入コストのサポート企画を実施するかどうかは未定です

ユニバーサルビーチをきょうだいプロジェクトとともに全国へ

須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが推進する「海のユニバーサル化」の実現に必要な条件は、①車いすの導線確保(ビーチマット)、移動手段、楽しめるツール(水陸両用アウトドア車イス)、③道具や設置に伴うスタッフの知識(導入マニュアル)です。だれもが海を楽しめる環境が当たり前になることを目指し、継続してユニバーサルビーチプロジェクトを運営していける6つのビーチに必須アイテムを導入しました。

きょうだいプロジェクトとは?
障がいがあってもなくてもご家族と一緒に楽しめるビーチを全国の仲間とともに広げていきたい、そんな想いで、一緒に、全国のユニバーサルビーチ化に向けて取り組む団体、個人の仲間を「きょうだいプロジェクト」と名付けています。

■ 兵庫県神戸市 
 NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 代表理事: 木戸俊介
2017年に始まったユニバーサルビーチプロジェクトに、2022年、また新たな仲間ができました。
いつも話すことですが、プロジェクトの1番の原動力は、アイテムではなく、「人」であり、人の「想い」です。だからこそ、こうして仲間ができ、想いを繋ぎ、協力しながらチャレンジできることを楽しみに、また誇りに思います。
2023年からも、引き続き、全国でユニバーサルビーチプロジェクトが生まれ、持続可能なカタチで進んでいけるよう、走り続けます。一緒につくっていきましょう!

2022年実施の様子
講習会
https://youtu.be/rbgE1rGQqx0
想い
https://youtu.be/LLcZgdXQitE
 

今回発足した6つのきょうだいプロジェクト

■ 北海道北斗市
sea equality 代表:佐々木大生
須磨UBPとの出会いは「神戸市須磨で素晴らしい取り組みをしている人がいるから繋げるね」と知人からの一通のメールからスタート。話はとんとん拍子で進み、神戸から(片道1400キロ)ビーチマットと水陸両用アウトドア車イスヒッポを北海道北斗市に届けて頂きました。
ビーチマットやヒッポを取り入れたことで、海に入ったことのない障がい者が海水浴を楽しむ姿を見れたことや、一般の海水浴客からは「足が熱くなくていい」「砂が足につかない」など誰もが利用しやすい海水浴場へと近づけられました。今後もすべての方を受け入れる環境を整え、ユニバーサルビーチから誰もが住みやすい街になって行くことを目指します。

2022年実施の様子
https://youtu.be/PbkJxCB5NeE

■ 宮城県仙台市 
 仙台ユニバーサルプロジェクト プロジェクトリーダー:斎藤義久
2022年、震災後復興整備は進むもまだ海水浴場として再開されていない仙台市深沼海水浴場を須磨UBPさんと一緒にユニバーサルビーチとして海水浴場イベント開催!参加者・地元住民の方より多くの反響、応援を頂きました。2023年、ユニバーサルが当たり前の海水浴場として、多くの方が楽しんでもらえる“シーズンでの開催”に向け更なるチャレンジを行います!

2022年実施の様子
https://youtu.be/a1_m-o5bFVU
 

■ 兵庫県高砂市 
  たかさごユニバーサルデザインプロジェクト
  指定管理代表団体国際ライフパートナー マネージャー:竹内香名美
兵庫県の西、姫路市と加古川市にはさまれた高砂市の向島公園にて活動しております。海側は湾になっており深いところでも130cmと浅瀬になっており、初めての方もチャレンジしやすい環境になっています。サップ・カヌーなど須磨の皆さんのお力もお借りしながら「誰もが楽しめる場の創出」を目指して頑張ってまいります!
 

■ 鳥取県米子市
  米子市観光協会 事務局長:石倉准次郎
一昨年、海水浴場の名称を泳ぐだけではない様々なアクティビティ体験など遊べるビーチとして、名称を「皆生温泉海遊ビーチ(かいけおんせんかいゆうびーち)」に変更し、海浜施設(海の家)もリニューアルしました。皆(みな)生きると書いて皆生温泉(かいけおんせん)。皆が生き生きと、障がいのあるなしに関わらず、ともに海のレジャーが楽しめるユニバーサルビーチの取組みは、正に当地に相応しい取組みと考えております。今後とも須磨ユニバーサルビーチプロジェクト様と、連携を深めながら推進していきたいと考えております。
 

■ 鹿児島県姶良市 
  重富海岸ユニバーサルビーチプロジェクト~誰でも誰とでも楽しめる海岸へ~
 NPO法人くすの木自然館代表理事:浜本麦
 くすの木自然館ユニバーサルビーチ プロジェクトリーダー: 石神愛梨
重富海岸は、ゴミだらけだった海岸を、利用者や近所の方の力で国立公園の園地にした多くの方に愛されている海岸です。昔から「海水浴場」ではあり、バリアフリーのシャワー付きトイレ、スロープなどはあるのですが、駐車場からの距離が遠かったり、砂が深く車いすが通れなかったり…施設はあっても遊びにくい海岸でした。「その海岸で遊んでみたい」という義足の娘さんのいるご家族からの思いから、今回のユニバーサルビーチプロジェクトは始まりました。須磨の皆さんの思い、技術、手法を分けていただき、多くの方に手伝ってもらいました。雨で寒かったのですが、いつまでも帰らないというあの時の娘さんの笑顔は忘れることができません。重富海岸を今以上に「多くの方」そして「どのような方」にも愛される、みんなで一緒に楽しめる海岸にしていくために、これからも頑張っていきたいと思います!
 

■ 鹿児島県奄美大島 
  ゼログラビティ・栗原亮太
奄美大島の南に位置する瀬戸内町清水集落。ここには自然豊かな海が集落の前に広がっています。施設から近くにスロープもあり、ヒッポキャンプのまま海に入れることで、誰でも綺麗な海への接し方の幅が広がる可能性を楽しみにしています!珊瑚も砂浜に上がってるので珊瑚を手にとって見ることもでき、また水面を眺めてると亀が呼吸する瞬間を見れることも!稀に運が良ければイルカの背鰭も見えることもあります!今まで海が遠く感じていた人たちに旅行と海遊びでhappyになって頂くのがコンセプトですので、様々な方が来るのを楽しみにしています!

既存の3つのきょうだいプロジェクト

■ 愛知県知多半島 
 一般社団法人南知多ユニバーサルビーチプロジェクト 代表理事:入山淳
愛知県には、「海水浴場があるのに車いすでは、海遊びができない、、、」諦めている車いすユーザーやその家族の方たちのお話を聞いて、何とか遊べないか?とネット検索をしてみると、鎌倉のアダプティブサーファー内田さんと出会い、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが兵庫県でユニバーサルビーチを開催していることを紹介していただき、取り急ぎご連絡、代表の木戸さんが愛知県に駆けつけて頂き、「ビーチマット」と「ヒッポキャンプ(水陸両用アウトドア車イス)」を使用したら海で「できない」と思っていたことが「できた!」に変えることができると教わる。愛知県知多半島でやるしかない!と思い立ち、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトにユニバーサルビーチのご指導を頂き、2019年7月11日一般社団法人 南知多ユニバーサルビーチプロジェクトを設立。8月には、ユニバーサルビーチを愛知県南知多町の内海海水浴場で開催することができました。海の自然を体いっぱい体感した参加さんの笑顔!ご家族さんの喜び!を実感し、安心安全なユニバーサルビーチを開催するためにユニバーサルビーチインストラクターの育成も強化しています。

そして現在、ユニバーサルビーチで体験した障がい者さん達に「障がい者アドバイザー」として参加される方々の受付、心のケアをしていただく仕事をしていただき、謝礼金をお渡しして職業訓練をおこなっています。また、「universal camp」「みなみちーたーくんのごほうび(キッチンカー)」「ユニバーサル田んぼプロジェクト」「ユニバーサルファーム」など年中体験や仕事のできるイベントを開催。進捗として、喜びの地「toko-Ko Olina(とこ-こおりな)」プライベートビーチや高台から海、中部国際空港を望むユニバーサルな場所づくりが進行中です。

■ 福岡県福岡市 
  NPO法人ももち浜ユニバーサルビーチプロジェクト 代表理事:日永田 彩織
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの活動に感銘を受け、是非福岡のビーチもユニバーサル化したいという想いが強まり皆様のご協力のもと、ももち浜で活動することとなりました。障がいをお持ちの方やお年寄り、小さなお子様連れの方、みんなが気軽に安心して海を楽しめるユニバーサルデザインのビーチを創り上げていきます。初年度から沢山の方にヒッポやビーチマットを利用していただき、初めて海に入った方の笑顔、海遊びは諦めていたのにと涙を浮かべながら喜んでくれた親御さんの表情が忘れられません。1番の私たちの活力です。「誰とも隔てのない空間世界一のユニバーサルビーチ全力で優しい笑顔が溢れるビーチ」ももち浜ユニバーサルビーチプロジェクト、これからもどんな人にも愛されるビーチづくりに努めていきます!!

■ 高知県香南市
 こうなんユニバーサルプロジェクトチーム代表
 (NPO法人YASU海の駅クラブ事務局長):田中愉之
2021年から、ユニバーサルビーチを開設する日を限定的に行いました。コロナ禍でもあり、利用者は少なかったですが、「何十年ぶりにこんな近くで、波の音がきけた!」の声が聞けて最高でした!今年は、運営仲間もふえてきたので、もっと笑顔が見れることにワクワクしています!ユニバーサルビーチを中心に、「地元の人・企業・子供たち・行政と優しい街づくり」をコンセプトで活動しています。色んな人たちを巻き込みながら、楽しいビーチになって欲しいです。
 

きょうだいプロジェクト以外にもユニバーサルビーチプロジェクト進行中!
熊本県水俣市
https://youtu.be/6Wtvc6qqLLk
徳島県徳島市
https://youtu.be/OvdQPD19YOw

できないをできた!に変える。須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

2016年に神戸の須磨海岸で発足。みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障がいを持っている方やお年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。
 

<主な受賞歴>
・観光庁ブルーフラッグ認証事例(2022年度・2023年度 )
・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )
・観光庁持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)
・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)
・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています