日本全国の大学生77名が参加!国境の島・対馬で海岸清掃と地元の高校生とワークショップを開催!
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的として、大学生77名が参加して長崎県対馬市を訪れ2日間にわたって海岸を清掃し、地元の高校生たちとともにワークショップも実施。ごみを処理する対馬市中部クリーンセンターの見学も行いました。
2025.03.28

特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、3月15日に長崎県対馬市の上槻地区の海岸を、16日は越高海岸を清掃し、15日には対馬高校で高校生42名とともにワークショップを実施しました。17日には回収したごみを処理する対馬市中部クリーンセンターを見学しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
清掃活動とワークショップ
日程
2025年3月15日(土)~17日(月)
開催場所
長崎県対馬市上槻地区の海岸(15日)、越高海岸(16日)、対馬高校(ワークショップ)、対馬市中部クリーンセンター
参加人数
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の大学生77名、高校生42名・一般参加者10名(ワークショップ)
協力
一般社団法人対馬CAPPA
後援
長崎県、対馬市
悪天候の中、2日間でトン袋(一袋1,000リットル)で110袋のごみを回収
今回は冷たい雨が降り、特に15日は飛行機やフェリーが欠航するレベルの強風が吹く厳しい環境でした。高校生をはじめとする一般参加者に対しては中止をしましたが、IVUSAの学生は、「せっかく対馬まで来たのだから」と清掃することを決意。雨具を着て、声を掛け合いながら清掃しました。
15日の上槻地区の海岸は漁網が非常に多く、16日の越高海岸は流木が海岸を覆っていたため、ごみを回収する前にまず流木を撤去することになりました。結果、トン袋110袋(110,000リットル)のごみを回収することができました。

高校生と海洋ごみ問題へのアクションについて意見交換
15日の午後は対馬高校で、高校生42名と、対馬市役所の職員や協力団体の一般社団法人対馬CAPPAのスタッフ、立教大学のサークルBuilder.のメンバーで、大学生と高校生が一緒に海洋ごみ問題に対して何ができるかについて話し合いました。「以前長崎県で行ったスポーツごみ拾いの評判がよかったので対馬でも開催してみたらどうか」「漂着ごみに色つけてキーホルダーを作ってみたらどうか」など活発に意見が出されました。

回収したごみがどう処理されるかを学ぶ
17日は、海岸で回収したごみを処理する施設である対馬市中部クリーンセンターを見学し、回収したごみをもう一度きちんと分別し、リサイクルして販売するプロセスを学びました。ある学生は、「ともするば『拾って終わり』となってしまいがちですが、その後の処理まで知ることで海洋ごみ問題についてより全体像を理解することができました」と感想を述べていました。

参加した学生・現地の方の感想
・対馬の海は何度行ってもごみの量と澄んだ海のギャップに驚かされます。大きな機械を入れることができない環境だからこそ、私たちが足を運び、私たちなりの活躍ができる場所だと再認識しました。(参加した大学生)
・海洋ごみ問題についてだけでなく、大学生活や進路のことについていろいろ話すことができて楽しかったです。(参加した高校生)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:129人