イベント概要

・開催概要： アユを通じた岐阜県と沖縄県の交流を目的に、岐阜県の岐阜市立藍川北学園と沖縄県の名護市立安和小学校の児童がお互いの地域の自然環境やアユについて学ぶオンライン授業
・日程： 7月8日 13：30～
・開催場所： 岐阜市立藍川北学園
・参加人数： 藍川北学園6年生26人（※当日2人欠席）
・協力団体： 一般社団法人 海と日本PROJECTin沖縄県

岐阜県の豊かな自然と長良川の鮎をPR

沖縄本島と奄美大島にのみ生息する「リュウキュウアユ」と岐阜県が誇る世界農業遺産「清流長良川の鮎」。アユを共通項として、一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜と一般社団法人海と日本PROJECT in沖縄県は本年度、川や海のつながりや自然環境について共に学ぶ、岐阜県と沖縄県の交流事業を実施しています。今回は、岐阜市立藍川北学園と名護市立安和小学校のオンライン授業を実施しました。
岐阜県側からは、独自教科として「わかあゆ学」を取り入れ、岐阜県の県魚であるアユや長良川の流域文化などを学習している岐阜市立藍川北学園の6年生が、岐阜の自然や長良川の鮎について紹介。6年生の代表児童は、「木曽三川」と呼ばれる3つの大きな川や岐阜県民にとって鮎がとても大切な存在であること、そして鮎はとても美味しいことなどを発表しました。

自然や文化の違いに驚き、興味津々の両校の子ども達

岐阜県の発表に続いて、沖縄県の自然やリュウキュウアユについてクイズ形式で学習を行いました。
岐阜県では多くの児童が「川は長いもの」と認識する一方で、沖縄県の子ども達は「川は短い」と認識。
また、「沖縄県では川に時々、小型のサメがいる」との話に、岐阜県の子ども達はとても驚いていました。
両県で異なる部分を知った一方、共通点として、たくさんの生き物が棲める自然環境を守っていくことや川や海を守っていくことの大切さも学びました。
オンライン交流を通して子ども達は、それぞれが当たり前に思っていたことが他の地域では異なることを知り、「もっと知りたい、もっと教えたい」と他地域への関心が高まりました。

参加した子どもの声

・岐阜の長良川は166㎞もあるが、沖縄の川は最大でも15㎞しかないことに驚いた
・川に小型のサメがいると聞いて驚いた、ほかにどんな魚や生き物がいるのか知りたい
・リュウキュウアユと長良川の鮎の違いなどをもっと調べたいと思った
・リュウキュウアユの絶滅してしまった理由や特徴などを詳しく知りたい
・沖縄の生き物や食べ物、伝統工芸などについて知りたい
・オンライン交流をした安和小学校の皆さんに会いたい

＜団体概要＞

団体名称： 一般社団法人 海と日本プロジェクト岐阜
URL： https://gifu-uminohi.jp/
活動内容： 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海のない岐阜県民が次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的とした各事業を実施しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

参加人数：26人