『海に流れつくナゾを推理しよう!』能登・増穂浦海岸で「海の漂着物探偵団」を開催しました!
親と子の絵本ワールド イン・いしかわ実行委員会(「世界へ旅する絵本ボート」プロジェクト)は、2025年年8月31日(日)に、海に流れ着く漂着物のナゾを推理するワークショップ「海の漂着物探偵団」を開催しました。『絵本』を通じて、子どもたちの世界の海への興味と好奇心を高めながら、「世界の海=自分たちの海」というグローバルな感覚を磨き、親子へ海を守るための自発的なアクションを促すことを目的とします。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
2025.11.19

イベント概要
・開催概要: 漂着物が流れ着いた奇跡を推理するワークショップ「海の漂着物探偵団」
・日程:2025年8月31日(日) 10時~12時
・開催場所: 能登・増穂浦海岸、能登リゾートエリア増穂浦
・参加人数: 88名(こども40名・おとな48名)
・協力団体: 金沢大学、VIVISTOP金沢
ビーチを調査して未来のうみをまもるヒントを見つけよう!
志賀町・増穂浦海岸で開催された『漂着物探偵団』は、漂着物を探し集めるため、実際に浜辺を散策するフィールドワークをメインに開催しました。「これはどこから流れてきたのかな」「どうしてここまで来たんだろう」――参加した子どもたちは、まるで探偵になったように海のむこうの物語を想像しました。
その後、ワークショップ会場に戻ると、金沢大学の竹内先生によるミニ講義を開催し、ワークショップのヒントを学びました。続いて机の上に集めた漂着物を広げ、グループごとにディスカッションを実施。ペットボトルや発泡スチロールの破片、錆びた空き缶などを一つひとつ手に取りながら、「なぜここにあるのか」を考えました。ごみの行方を追ううちに、海流や人々の暮らしと環境が深くつながっていることに気づいていきました。
話し合いの中では、「ごみをポイ捨てしない」といった身近にできることから、「海のゴミ収集車をつくりたい」といったユニークなアイデアまで、海を守るための多彩な提案が生まれました。
クロージングでは、VIVISTOP金沢のMIOさんとHARUさんが、自分たちの取り組む海の環境保全活動を紹介。参加者と年齢の近い二人の実際の活動にふれることで、子どもたちは大きな刺激を受けていました。
今回の『漂着物探偵団』は、漂着物を手がかりに海の現状を見つめ直し、「自分たちにできること」を考える時間となりました。ひとつしかない海を守るための第一歩を、参加者それぞれが感じる機会となりました。

参加した子ども・保護者からの声
・みんながいろいろなものをひろっていておもしろかった。(1年生)
・外国のゴミが来ていること、日本のゴミが外国にもながれついてることにおどろいた。(1年生)
・来年も海に行きたいと思った!(2年生)
・いつもは「海にごみがあるな」と見ているだけだったが、実際にひろって、どうやって流れ着いたか考えることで、いい学びになった。(保護者)
・MIOさんHARUさんの活動をきいて、大人の私たちが見て見ぬふりをできないと感じた。(保護者)
<団体概要>
団体名称: 親と子の絵本ワールドイン・いしかわ実行委員会(「世界へ旅する絵本ボート」プロジェクト)
URL: https://www.web.hokkoku.co.jp/ehonboat/
活動内容: 『絵本』を通じて、子どもたちの世界の海への興味と好奇心を高めながら、「世界の海=自分たちの海」というグローバルな感覚を磨き、親子へ海を守るための自発的なアクションを促すプロジェクトです。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:88人