瀬戸内海に面する県に横串を。 岡山県・香川県・広島県・愛媛県から総勢80名の親子が集合! 岡山県・白石島にて環境と食の体験共有。
瀬戸内わくわくプロジェクトでは、海はみんなのものであるという意識を持ってもらうため、行政区域に捕らわれることなく、面的に瀬戸内海の面する県の子供たちや漁業関係者を繋ぎ、子供たちに海と魚を好きになってもらうための活動を継続しています。2025年度の2回目として、6月22日に岡山県・白石島にて島へ集まれこどもたち!を開催いたしました。このイベントは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で開催するものです。
2025.07.23

イベント概要
・開催概要:岡山・広島・香川・愛媛に住む子供たちがそれぞれの県から船に乗って島で出会い、島での環境と食の体験を共有するプログラムです。白石島のテーマは「魚とふれあう一日」と題して、笠岡漁業協同組合白石島支所の原田支所長の協力で地引網に加えて、初めてのタコ漁体験も実現。
・日程:6月22日(日)
・開催場所:岡山県・白石島
・参加人数:岡山県・広島県・香川県・愛媛県と小豆島から参加の子供と保護者総勢80名
・協力団体:笠岡漁業協同組合白石島支所、日生漁業協同組合、旅館華大樹など
どこから参加したのはわかるように子供たちはその県をイメージするビブスを着用!
初年度は、岡山県と香川県の二つの県を対象とし、岡山県はやはり桃のイメージでピンク色、香川県は海の面積が大きいという事で、青を選択。2年目に広島県が加わり、やはりカープカラーという事で赤、今年は、愛媛県が加わったことで、みかんのイメージのオレンジとなりました。

白石島では瀬戸内海の自然と漁業に親しむプログラムが開催
まずは、地引網体験です。その前に笠岡漁業協同組合白石島支所長の原田さんより、危険な魚についてのレクチャーが行われました。背びれなどに毒を持つ魚もいるので、捕れた魚にいきなり触って怪我をする事がないように写真を見せながらのレクチャーです。

ほとんどが地引網初体験という事で、網の引き方も学びます。ある程度引っ張ったら網の先頭に移動して更に引っ張る、これを繰り返すとどんどんと網が浜に上がってきます。さ~、何が入っているかこどもたちは楽しみで仕方がない様子です。

ビーチで地引網の指導をする原田さん

たくさん捕れたね~

なんと!めったに網にかかることがない「うみうし」が入っていました~
地引網の後は、タコ漁体験と釣り体験に分かれて自力で頑張る体験を!

抽選で選ばれた11名のこどもがタコ漁体験に

タコつぼを真剣に引き上げますが・・・

初めての釣りに挑戦

なかなか難しいな~
自然と向き合うリアルな体験として今回はタコ漁と釣りの体験をこどもたちにしてもらいました。漁師さんの仕事の大変さや、瀬戸内海の今を知ってもらうために企画されたプログラムでしたが、すべてのタコつぼの中にはタコがいませんでした。そして惜しいチャンスはあったようですが、残念ながら釣果はゼロ。
結果は出なかったけど、挑戦する楽しさを満喫したようでした。
捕れた魚をさばくデモンストレーションの後はお待ちかねの実食!

旅館華大樹のオーナーの見事な魚さばき

日生漁協の組合長自ら魚を捕り分けてくださり

捕れたて新鮮な鯛のお刺身はあっという間に

みんなで食べるカレーは美味しいね~
朝早く起きて港に向かい、船に乗って島へ渡り、漁師さんの指導の下、地引網やタコ漁、釣り体験をこなして、お魚についていろいろ学んだこどもたちは、疲れも見せず、自分たちで獲った魚のお刺身やお魚BBQをパクパク食べていました。楽しい時間はあっという間で、いよいよ帰宅する時間が。
四国から岡山の白石島へは定期便がないため、笠岡渡船さんにお世話になり、2台の船に分乗します。
岡山・広島チームは、定期便で笠岡の伏越港まで戻ります。

参加した子供たちからの絵日記が協力頂いた方へのお礼です。
参加した子供たちから絵日記を送ってもらうようにしています。こども目線で楽しかったこと、難しかった事を、一生懸命書いてくれます。大きくなっても、あの時のあの体験を思い出して、海や魚に関する興味をずっと持ち続けて欲しいと願っています。

安富わたる君5年生

高津きょうじ君1年生

市川りのちゃん2年生
当日の様子は下記のURLより記事を読むことができます。
https://note.com/onesetouchi/n/n4a22a5c8ec74
<団体概要>

団体名称 :瀬戸内わくわくプロジェクト
URL :https://setouchiwakuwaku.com/
活動内容 :瀬戸内海の水産資源を守り、美しい海を子供達に残すため、瀬戸内地域の関係が自治体の枠を超えて繋がる場作りや、瀬戸内海の魅力を国内外に発信するグローカルな活動をしています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:80人