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【実施レポ vol.7】うみごme入門編@online

『うみごme』は、一人ひとりの心のなかに潜む小さなエゴを可視化することで、海ごみを生み出している社会と自分に向き合い、海ごみの「回収」から「抑制」へとつなげることに挑戦しています。これまでは対面での開催が中心でしたが、今回は初めてのオンラインワークショップを実施しました。「離れていても、海ごみを自分ごととして考えられる場をつくりたい」という思いから実現した試みです。

2025.10.22

【実施レポ vol.7】うみごme入門編@online

うみごme: https://issueplusdesign.jp/umigo_me/

開催概要

日時: 2025年8月17日(土)9:00〜11:00
場所: オンライン会議アプリZOOM
主催: 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
対象者・参加人数: 未就学児から大人までの29名

事前宿題は「身近な場所でのごみ拾い」

通常のワークショップでは、最初にみんなで一緒にごみ拾いを行います。今回はオンライン開催のため、事前の宿題として「身近な場所でのごみ拾い」をお願いしました。ある方はワークの直前の朝にごみを拾い、またある方は数日前から準備を進めてくださっていました。

高校生:「公園でハンガーを見つけました。車の初心者マークも落ちていて驚きました」
年中&小学1年生のきょうだい:「駐車場にタバコのごみがいっぱいあったよ。穴につまっていたのも見つけた!」
小学生:「自販機の横にペットボトルが置かれていたり、側溝にたばこの吸い殻が落ちていました。赤いコーンも紫外線で劣化してボロボロになっていました」

参加者が持ち寄った「身近に落ちていたごみ」は、オンラインの画面越しでもリアルに伝わってきます。「ごみは遠い海だけの問題ではない」という気づきが、ここから始まります。


落ちていたごみたち📸

北から南まで、多彩な参加者たち

当日は、沖縄から北海道まで、日本各地から人々が集まりました。参加者の年齢も幅広く、未就学児から大人まで。中には「自由研究に使いたい」と話す子や、「普段からごみ拾い活動をしている」という大人も。グループに分かれて自己紹介をした後、それぞれが拾ったごみを紹介します。初めまして同士でもごみトークですぐに打ち解け、にぎやかな雰囲気のなかで会話がはずみました。オンラインでありながら、まるで同じ場所に集まっているかのような一体感が生まれていました。


海が身近でない方も、ご参加いただけます

「うみごme」キャラクターでごみを分類

次のワークでは、拾ったごみを『うみごme』のキャラクターたちに分類しました。「車の初心者マークはまだ使えるのに…だから『落としものごみ』かな?」「たばこの吸い殻は、『土にかえる?ごみ』」。参加者それぞれの感覚で分類が進み、同じごみでも意見が分かれる場面も。そこからさらに「どうしてこのごみがここに落ちていたんだろう?」という問いが広がっていきます。


たくさんいるうみごmeたち(ワークブック抜粋)

海ごみレクチャー:ごみはどこから生まれる?

ワークの合間には、ワークブックを使ったレクチャーも実施しました。

・海ごみはどうやって生まれるのか?
・最も多いごみの種類は?
・自分たちは本当に「関係ない人」なのか?

画面越しにも参加者の目が真剣になっていくのが伝わります。ここで大事なのは、「自分も海ごみと無関係ではない」という事実を受け入れること。
「自分の中の小さなエゴが、どこかで海ごみにつながっている」
そんな気づきが、確かに広がっていきました。

自分のなかにいるごみにつながる気持ち「うみごme」を描こう

最後のワークでは、自分自身の中にある「うみごme」をキャラクター化。

・「コンビニでペットボトルを買ってしまう」→マイボトル忘れごみ
・「つい仕分けをさぼってしまう」→なまけごみ
・「まだ使えるのに新しいものを買いたくなる」→ほしがりごみ

などなど。子どもから大人まで、ユニークでリアルなキャラクターが次々と誕生しました。オンラインの画面いっぱいに並んだ「自分だけのうみごme」は、どれも愛嬌がありながらも、自分自身に突きつけられた鏡のようでもあります。


みんな自分だけのうみごmeが完成!✨

対話の力、オンラインの可能性

今回のワークショップを通して感じられたのは、オンラインだからこそ生まれる気軽さと、多様な人が出会える可能性でした。

「初めて会った人と、こんなに深く海ごみのことを話せるなんて!」
「子どもたちの視点から学ぶことがたくさんあった」

終了後にはそんな声が多く聞かれました。「うみごme」が目指すのは、ごみを拾うだけでなく、「ごみを生まない暮らし方」を模索すること。オンラインでの出会いが、その第一歩を後押ししてくれたのです。


さいごに集合写真をパシャリ!

まとめ

今回の「うみごme入門編@online」は、初めてのオンライン開催という挑戦でしたが、世代も地域も異なる人たちが、画面越しに心を通わせながら「自分ごと」として海ごみに向き合う場になりました。

「遠くにいる誰か」とつながりながら、自分自身の中にある「小さなエゴ」と向き合う。そしてそれを笑顔でシェアし合う。そこから生まれる学びと気づきが、海ごみ問題の新しい解決へのヒントになるはずです。
🌊「うみごme」の輪は、オンラインでも広がり続けています!

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※入門編へご参加いただいた方のみ対象です
https://umigome2025915.peatix.com/

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※申込締め切り:2025年8月31日まで
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000020948.html

うみごmeでは、うみごmeの考え方を通じて海ごみの削減のためのアクションを共におこす『うみごmeフレンズ』を募集しています。
詳細は下記リンク先よりご確認ください。
*うみごmeプログラム
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000020948.html

<団体概要>

主催 | issue+design「社会の課題に、市民の創造力を。」を理念に活動するNPO法人イシュープラスデザイン。人口減少、産業の衰退、自然災害、医療・福祉、子育て・教育など日本には、社会的課題が溢れています。デザインには問題の本質を捉え、調和と秩序をもたらす力があると信じ、様々な社会課題解決に取り組んでいます。
https://issueplusdesign.jp/

助成 | 日本財団 海と日本プロジェクト ~ CHANGE FOR THE BLUE ~国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」が推進しているプロジェクトです。海の豊かさを守り、海にごみを出さないという強い意思で日本全体が連帯し、海に関心を持つ人を増やし、海の未来を変える挑戦を実現していきます
https://uminohi.jp/umigomi/

参加人数:29人