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足立区・目黒区の公立小学校33校 児童約2,655人が海洋学習プログラムを体験/プログラム体験後は「海が身近である」という認識が高まっていることが明らかに!

一般社団法人次世代価値コンソーシアムが主催の下、アクトインディ株式会社は、2023年5月24日(水)~10月25日(水)の期間に足立区・目黒区と連携。同区の公立小学校33校を対象に「海洋学習・体験プログラム」を千葉県鋸南町、勝浦市を中心に実施しました。アンケート調査の結果「自分にとって海は身近である」という項目が大きく伸長し、子ども達の成長が見られました。

2023.11.24

一般社団法人次世代価値コンソーシアムが主催の下、お出かけ情報サイト「いこーよ(https://iko-yo.net/)」を運営するアクトインディ株式会社は、2023年5月24日(水)~10月25日(水)の期間に足立区・目黒区との連携に基づき、同区の公立小学校33校 約2,655名(5・6年生)を対象に「海と自分たちのとのつながりを実感する」ことができる「海洋学習・体験プログラム」(以下、本プログラム)を企画・開発し、千葉県鋸南町、勝浦市を中心に実施。連動したアンケート調査の結果、「自分にとって海は身近である」という項目が大きく伸長し、子ども達の成長が見られました。

なお、本プログラムおよびアンケート調査は、「海洋学習・体験プロジェクト」(※後記参照)に関わる一連の取り組みとして足立区と目黒区の公立小学校向けに行われたものであり、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として実施しています。


事前・事後アンケートについて

公立小学校向けに提供する「海洋学習・体験プロジェクト」(※後記参照)の取り組みとして、足立区の公立小学校5年生が実施する宿泊体験学習「鋸南自然教室」・目黒区の公立小学校6年生が実施する「興津自然宿泊体験教室」における活動の一環として、学校での事前学習と宿泊拠点近隣での体験をセットにした海洋学習・体験プログラムにおいて、事前授業の実施前と、現地プログラム体験後に、同一項目のアンケートを実施し、事前・事後での項目別変化率を算出しています。


事前・事後アンケートの集計結果

事前授業の実施前と、現地プログラムの体験後に全く同じ項目の事前事後アンケートを実施しました。事前・事後での項目別変化率を加重平均を用いて算出した結果、全体としてどの項目も伸長がみられる傾向がありますが、特に「自分にとって海は身近である」という項目が大きく伸びました。
さらに、「海に行ったことがない子ども」も10%超を占めているなど、これまでの海との関係性について感じにくい環境(あったとしてもレジャー中心)にあった児童達が海での活動を通して「海」と「自分(の生活)」とのつながりを実感できるようになったことがうかがえます。また、知識を問う質問の全項目が伸長しており、体験を通した学習効果を感じられる結果となりました。

さらに、「海に行ったことがありますか?」という質問に対して、海に行ったことがないと回答した割合は、約10%という結果となりました。


調査概要

調査方法/紙によるアンケート
調査対象/海洋学習プログラムの体験者(足立区の公立小学校5年生、目黒区の公立小学校6年生)
調査期間/2023年5月~10月
サンプル数/2,111~2,158サンプル

プロジェクトの背景と目的

本プロジェクトは、小学校などの教育機関と連携し、子ども達へ海洋学習・体験機会の提供を行うことで、子ども達に有意義な海との接点をつくることを目的に始動しました。

日本は島国であるにも関わらず、子ども達と海との接点が減少しています。(※日本財団による「海と日本に関する意識調査」参照)保護者の負担の大きさ、教育機関等におけるリスク懸念に伴う海の忌避などの社会事情に起因しており、特に都市部での改善は容易ではないと考えています。

そこで、当該機関の取組みの一環として子ども達への海洋学習・体験機会の提供をし、教員等の海体験への心理的ハードルを下げることで、小学校での自然合宿等において「海洋学習・体験」実施が当たり前の選択肢として入ってくる状態を目指すとともに、その経験・ノウハウづくりにも寄与することで、継続的に子ども達と海とのより良い接点基盤を構築していくことを目指して本プロジェクトを推進しています。
※日本財団による海と日本に関する意識調査:https://uminohi.jp/special/survey2017/

プロジェクトの実施概要

実施内容

●共通のテーマとして「海と自分たちとのつながりを実感する」を掲げ、プログラムを企画・開発。

●学校での事前学習と宿泊拠点近隣での体験をセットしにした「海洋学習・体験プログラム」を実施。

実施期間

2023年5月下旬~2023年10月下旬

実施プログラム

1.漁港のお仕事体験&見学
開催場所:千葉県鋸南町 保田漁港
協力団体:保田漁業協同組合

2.小型定置網漁師のお仕事体験&見学
開催場所:千葉県勝浦市 興津港
協力団体:新勝浦市漁業協同組合

3.アマモ・磯の観察
開催場所:千葉県勝浦市 興津海水浴場
協力団体:勝浦ライフセービングクラブ

4.海洋学習フォトテーリング
開催場所:千葉県南房総市 大房岬自然公園
協力団体:南房総市大房岬自然の家(NPO法人千葉自然学校)

5.沖ノ島での磯観察・ビーチコーミング
開催場所:千葉県館山市 沖ノ島
協力団体:NPO法人たてやま・海辺の鑑定団

6.プランクトンの採集・観察
開催場所:千葉県鋸南町 鋸南自然の家、千葉県勝浦市 興津自然学園
協力団体:特定非営利法人ディスカバーブルー

7.栽培漁業について学ぼう
開催場所:千葉県勝浦市 千葉県立大原高等学校栽培漁業実習場
協力団体:千葉県立大原高等学、勝浦水産事務所

実施規模

●足立区の公立小学校25校 約2,068名の児童へプログラムを提供しました。

●目黒区の公立小学校8校 約587名の児童へプログラムを提供しました。


参加児童のコメント(アンケートより一部抜粋)

・あまり身近に海がないけれど、日常と海はつながっていると知って海を大切にしようと思いました。
・漁師さんの仕事は大変ということと、海は人間の生活にとても必要と気づきました。
・魚1匹でもたくさんの人々が関わっている。だから、魚を残さずしっかりいただこうと思った。
・海への興味があまりなかったけどイベントを通して少し好きになれた。
・自分の住んでいるところに海が面していなくても、今回のイベントを通して海はとても身近でたくさん関わりがあるのだなと思いました。
・海は少し怖かったけどこのイベントを通して楽しくなりました。
・本当にマイクロプラスチックが落ちていたことが驚いた。
・海にはとても豊かな魚や貝がいてとても綺麗だと思った。この綺麗な海を守り続けていきたいなと思った。
・海を守るためには自分たちも行動しないといけないと思いました。