糸魚川ジオパーク協議会は、海に親しんでもらうことを目的として、6月18～19日にカヤック体験会「海から弁天岩を見てみよう」を開催いたしました。90人以上の申し込みの中から、抽選で選ばれた35名の方がイベントに参加し、カヤックを楽しみながら弁天岩の成り立ちについて学びました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
B&G能生海洋クラブと連携し、カヤック体験とジオツアーを開催。
日程
2022年6月18日（土）・19日（日）
開催場所
新潟県糸魚川市弁天浜
参加人数
13組35人（2日間合計）
協力団体
B&G能生海洋クラブ、笹川流れカヤックセンター

見慣れた風景がガラッと一変！初めてのカヤック体験

赤い橋が目を引く弁天岩は、糸魚川のシンボルです。今年の7月17日、人の力だけで海から山を目指す一大イベント「Sea To Summit」が、ここ弁天岩をスタート地点として開催されます。しかし、海に面した糸魚川でもカヤックに乗ったことがある人はあまりいません。今回のイベントの参加者もほとんどが初挑戦でした。糸魚川の子どもたちにマリンスポーツに親しんでもらい、糸魚川の大自然を舞台とした「Sea To Summit」を楽しみにしてもらうため、B&G能生海洋クラブのインストラクターと連携してカヤック体験会を開催しました。カヤック体験をした子どもたちは、海から見た弁天岩の迫力に大興奮。カヤックに慣れてきた方は、透き通った海の中を泳ぐ魚や、岩肌を歩くカニも見つけていました。
 

弁天岩の成り立ちをぶらぶら歩いて解き明かす！弁天岩ジオ散歩

カヤック体験の合間をぬって、弁天岩の成り立ちを解き明かすツアー「弁天岩ジオ散歩」を行いました。糸魚川ユネスコ世界ジオパークを代表するジオサイトである弁天岩は、約100万年前の海底火山の噴出物からできています。その成り立ちを調べると、フォッサマグナがどのように埋め立てられたのか、日本列島がどのようにできたのかという壮大なストーリを辿ることができます。また、弁天岩のようなごつごつした岩肌は、魚たちの絶好のすみか（漁礁）となり、糸魚川が新潟県でも有数の港町となった秘密にもつながります。ジオパークスタッフの分かりやすい説明に、大人も子どもも興味津々の様子でした。
 

参加した子ども・保護者からの声

・少し難しかったけどまたやってみたい。
・カヤックも弁天岩の説明も全てよかったです。
・もっとカヤック体験できる機会があると嬉しいです。
・素晴らしい体験をさせていただきました。
・ジオ散歩してからカヤックで見た弁天岩に感動しました。
・海からも陸からも糸魚川を楽しめました。
・世代を通じてこのような活動を広げていただけたらと思います。
・海の上から弁天岩を初めて見て気持ちがよかったです。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：35人