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「海と鉄道プロジェクト」千葉県銚子市を「海と鉄道のまち」のモデルシティに認定!銚子市で認定証贈呈

“ローカル鉄道・地域づくり大学”が運営する「海と鉄道プロジェクト」は7月4日(月)千葉県銚子市を表敬訪問しました。

2022.07.07

“ローカル鉄道・地域づくり大学”が運営する「海と鉄道プロジェクト」は7月4日(月)、千葉県銚子市を表敬訪問した。

次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団 海と日本プロジェクト”。「海と鉄道プロジェクト」は、その一環として、日々、子どもたちや多くの人々に、海の恵みを人が享受するために機能してきた鉄道の存在を再認識させ、鉄道をきっかけに海に親しんでもらうための取り組みを行なっている。

開催概要
主催者挨拶、「海と鉄道のまち」認定証贈呈、フォトセッション、会談・取材・質疑応答
日程
2022年7月4日(月)
開催場所
銚子市勤労コミュニティーセンター
登壇者
銚子市長 越川信一、銚子電気鉄道株式会社 代表取締役社長 竹本勝紀、「海と鉄道プロジェクト」代表(ローカル鉄道・地域づくり大学代表理事)吉田千秋、日本財団海洋事業部部長 中嶋竜生

千葉県銚子市、「海と鉄道のまち」に認定!

開業以来、海と深くつながり、ユニークなローカル鉄道再生手法で全国の注目を浴びている銚子電気鉄道で知られる千葉県銚子市。今回、「海と鉄道のまち」のモデルシティとして銚子市が認定され、「海と鉄道プロジェクト」代表(ローカル鉄道・地域づくり大学代表理事)の吉田千秋から、越川信一銚子市長へ認定証が贈呈された。

越川信一市長がモデルシティ認定の喜びを語る!

「海と鉄道プロジェクト」代表の吉田は、この度のモデルシティ選定理由について、「銚子市は、海と鉄道が密接に繋がっていて、地元の方々が海と一緒に、鉄道を盛り上げていこうという空気感を強く感じます。日本の“海と鉄道”を選定するということになったときに、銚子市と、(同じくモデルシティに認定された)ひたちなか市の2つが考える間も無く浮かびました」と、改めて説明。
認定証を受け取った越川市長は、「認定をいただきまして本当にありがとうございます。モデルシティに選んでいただいたということで、海と鉄道の恵みを活かした銚子の街づくりを進めていきたいと思います」とその喜びを熱く語り、銚子電気鉄道の竹本勝紀社長は、「銚子電鉄は来年で開業100周年。長らく、雄大な太平洋の大海原を見にくるお客さまをお運びし続けているという点でも、銚子電鉄と海は切っても切れない関係にある。このプロジェクトを通じてより一層、『海と鉄道のまち』のひとつとしての使命を果たすべく、邁進していきたい」と、意気込みを語った。

「海と鉄道プロジェクト」今後の展開は?

「海と鉄道プロジェクト」では、銚子と同じく「海と鉄道のまち」に認定された茨城県ひたちなか市で7月17日(日)に開催する「磯遊びのはじめ」イベントを皮切りに、ひたちなか海浜鉄道や、銚子電気鉄道など、海がもたらす恵みによって発展してきた地域の鉄道に乗りながら、地域・海・地域の鉄道について学べるイベントを順次実施。その後、全国各地で本プロジェクトを推進していくことを予定している。

「海と日本プロジェクト」を運営する日本財団海洋事業部部長の中嶋竜生は、「100年前の日本の子供たちは、日本が海に囲まれていて、いかに海に恵まれて暮らしてきたかというのを実感しながら生きてきたと思う。しかし、最近の子供たちはあまり海に親しみがない子も多い。統計によると、4割の子供たちが海に親しみを持っていないと感じているそうなんです」と日本の子供たちの現状を説明。そして、「100年前に比べて、今の方がよほど海に恩恵を受けて、人々が生活していると思うのですが、それと同時に、地球環境が悪化してきてしまっている。これからの地球を支えていく子供たちが、海にいかに親しんでいくかによって、地球の未来が変わってくるのではないかと思い、日々、日本財団『海と日本プロジェクト』を推進しています。『海と鉄道プロジェクト』でも、まずは、子供たちが楽しみながら、海に親しみを持ってもらう機会を作ってもらいたい」と本プロジェクトへの大きな期待を語った。吉田はその言葉を受け、「鉄道を絡めた体験ツアーを通じて、まずは子供たちに海に親しみ、海を好きになってもらう。これが将来的に“大切な海を守っていく”というところに繋げられるよう頑張りたい」と意気込みを話し、越川市長も「海の恵みと言えば、銚子市は11年連続で水揚げ量が日本一に輝いている地域。銚子電鉄の沿線でも磯遊びに相応しい場所がたくさんあるので、そういった場所を子供たちが銚子電鉄に乗って訪れ、海の恵みに触れてもらえるようなイベントに期待したい」と語った。

銚子市内の小学生を対象にした体験イベントは、今秋以降で開催予定。詳細は今後順次発表していくとしている。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています