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夏休み自由研究のヒント

自由研究って何をしたらいいの?
海と日本プロジェクトが行ってきた体験学習には、自由研究にぴったりなプログラムがたくさん! どんな学習をしたのか、参考にしてみてください。

自由研究の作り方 学習のポイント解説

自由研究にどう取り組むか、テーマの選び方から学習の進め方などポイントを紹介

\ ポイント1 /

テーマを決めよう!

テーマを決めよう!

自由研究のテーマは興味あるものを選ぶのが一番。「好きなこと」や「不思議に思っていること」、それに「夏休みのイベントにあわせて知りたいこと」などから連想して考えてみるといいと思います。

テーマ設定のポイント

実際には「海」「魚」といった大きなテーマにするより、もう少し具体的な内容にしておきます。そうしないと、調べる範囲が広すぎて大変。
例えば、「海のお魚は、大好きな鯖にしよう」「鯖なら、家でよく食べている鯖そうめんを調べよう」というように。テーマを絞っておけば、もうあとは何を調べたらいいか、調べたいか、考えていけそうですよね。

地域の特産物について調べる

地域自慢の“ブランドアサリ”

漁獲量全国1位を誇る愛知のアサリ。地元のブランドアサリについて調べて、アサリの漁獲量を守っていく方法について考える。アサリが育つ干潟や干潟につながる川や森を観察したり、アサリのもつ機能も実験装置を使って確認する。

[愛知のアサリを守り隊!]愛知/2019
地域自慢の“ブランドアサリ”

観光名物“湘南しらす”の歴史と現状

観光名物にもなった湘南しらすの歴史や漁業を調査する。漁業の現場を見学して、海洋汚染の影響や漁業を守る取り組みを取材して、こども新聞の記事に仕立てる。

地域の課題を考える

県で取り組んでいる“里海づくり”を調べる

県で積極的に取り組んでいる“里海づくり”活動を調べる。アマモ場の再生活動をしている現場や、海の魚を育てる施設「海の牧場」、干潟や森林も訪ねて生き物や環境を調査。里海づくりがなぜ大切なのかを考える。

[里海づくり調査団]岡山/2019

地元の環境問題を調べて海洋ごみで作品をつくる

エリアの海洋ごみ問題について調査。海岸清掃にも参加して拾い集めたごみの種類も分析する。環境への影響や問題点を考えながら、多くの人に伝えるために、ごみを使ったオブジェをつくって披露する。

地域の文化を紐解く

郷土料理について調べて海とのつながりを考える

地元の郷土料理「鯖そうめん」のルーツを調べながら、海のない滋賀県と海とのつながりを考える。地元の人へのインタビュー、鯖の養殖場見学、鯖そうめんの調理にも挑戦。地元の食文化などを考える。

[鯖そうめん拡め隊]滋賀/2019

知らない場所の暮らしを五感で感じて俳句づくり

知らない土地を訪れて、その土地ならではの暮らしを体験。環境を観察して、文化を体験し、住人にも聞いてみて、わかったことや感じたことを17文字の俳句に表現することに挑戦する。

\ ポイント2 /

やり方を考えよう!

やり方を考えよう!

自由研究の学習方法はいろいろあります。たくさんの本から情報を集めてまとめたり、詳しい人に質問してみたり、実物を観察して記録したり、工作物を作って実験したりと、いろいろです。

まずは情報収集から

最初は本などでテーマについて情報を集めて、何をどう研究してみようかと計画を立てましょう。情報を集めるために図書館で本を探すときは、司書さんに何を調べたいか目的をはっきりと伝えて、本探しを手伝ってもらうと早いです。

本で調べる

本の情報をたくさん集める

本の情報を報告レポートにまとめるには、いくつかの本を参考にします。本のコピーやメモをとったら、その本の「タイトル、著者名、発行元の出版社名、出版年月日、参考にしたページ」を記録しておくことも忘れないように。どんな本を参考にしたのか、「参考文献リスト」として報告レポートに記録するためです。(本のいちばん最後のページに書かれていることが多いです)

学習のステップを考える

本で調べてもわからなかったことや、もっと知りたくなったことをリストアップしてみましょう。そして、どうやって調べるか考えます。例えば詳しい人に聞いてみるのか、実物を見にいくのか、実験してみるのかなど、何をするか計画します。何をどこで、いつするのか予定を立てておけば、慌てません。

イベントでは学習ノートを用意

▲イベントでは学習ノートを用意

人に聞いてみる

なにを聞くか質問を準備する

本ではわからない詳しいことや実際の様子を知るために、「詳しい人に聞いてみる」のも学習方法のひとつ。人に聞くには、どこで、誰に、どんな質問をするのか、あらかじめ考えて取材ノートに書いておきましょう。

※お話を聞きたい相手にはお家の人から連絡しておいてもらうとよいでしょう。街の人に声をかける場合は、最初に本人に、お話を聞かせてもらえるか確認します。そしてきちんと名乗ってご挨拶、目的を説明して、質問します。

チームで役割分担する

取材をするときは友達と協力して、質問係・メモ係・撮影係などと役割を分担する方法もあります。撮影係は取材相手に撮影してもいいか確認することを忘れずに。メモ係は答えてもらった言葉をそのまま記録するようにしましょう。得意な子も苦手な子もいるので、チームで協力しあって取り組みます。

観察する・試してみる

全体と部分をそれぞれ観察する

生き物や植物を観察するときは、まず全体をよく見ます。どこにどんな形のものがいくつ付いているか、どんな動き方をしているかなど、構造を理解しておくと、記録用の観察イラストが描きやすくなりますし、写真に撮るべきポイントもわかります。

アサリの潜砂の様子を観察しています

▲アサリの潜砂の様子を観察しています

実験前に予想を立ててみる

実験をするときは、実験前に予測を立てておきましょう。実験結果が、はじめの予測どおりではなかった場合も、「なぜだろう?」と考えて報告レポートにまとめるのも立派な研究です。

数値や気づいたことなどを記録する

実験の前と後、実験中など、どんな変化があったのか記録をとっていきましょう。場所や生き物の観察などでも、大きさや個数などのデータだけでなく、触った感触や匂いなど、気づいたことをメモします。天気や気温などその日の条件も記録しておくと、あとで変化を比べることもできるので役に立ちます。

採取した魚の大きさを測っています

▲採取した魚の大きさを測っています

うまくいかないときは

原因を考えて誰かに相談&質問してみる

どうしてもわからないことが出てきたり、うまくいかなくて困ったら、友達や身近な大人に相談してみましょう。途中で一回立ち止まって、これまでの調査を見直してみることも、学習の大事な要素です。別の方法を思いつくかもしれません。

自分たちのアイデアは世の中に通じるのかな?

▲自分たちのアイデアは世の中に通じるのかな?

\ ポイント3 /

成果をまとめてみよう!

成果をまとめてみよう!

学校から指定がなければ、自由研究の提出物にはいろいろな種類があります。調査報告レポートや工作物だけでなく、壁新聞やポスター、イラストやアート作品をつくるなど、どんな表現に挑戦しようか考えてみるのも楽しいですね

基本の調査報告レポート

一般的な調査報告レポートの内容は、「テーマについての説明」「調べたいと思った理由」「どう調べたかという方法」「調べてわかった結果」「結果から考えたこと」「参考文献リスト」を書くのが基本。実験の報告レポートなら、調べ方のなかに使った材料も記入しておきます。

壁新聞・調査レポートをつくる

伝えたいことを考える

壁新聞などは紙面のスペースが限られるので、何をどのくらいの大きさで書くか考えてから書き始めるとよいです。そのために、調査内容のなかで「ぜったいに伝えたいこと」を考えておきましょう。

ハモについて調べたら肉食らしい大きな歯がありました

▲ハモについて調べたら肉食らしい大きな歯がありました

知らない人にもわかるように書く

一般の人にも見てもらうポスターや壁新聞なら、問題を知らない人にも伝わるように注意しながら書きましょう。何を伝えたいかにあわせて色分けしたりグラフを使ったり、写真やイラストも使って仕上げると、多くの人に伝わりやすくなります。

イラストで表現する

描く前に言葉で考える

学んだこと、学んで考えたことや感じたことを、イラストで表現するのも面白い方法です。絵を描きはじめる前に、どんな思いを伝えたいのか言葉で整理しておくと、イメージが膨らみやすくなります。

イラストにメッセージを組み合わせました

▲イラストにメッセージを組み合わせました

伝わるイラストを描く

イラストはリアルに描いても、特徴を大げさに描いてみても、良い絵になります。どんな色が入っていたとか、どんな特徴があったかなど、注目してほしいポイントが見る人に伝わりやすいように心がけて挑戦してみましょう。

写真を見ながらカラフルに仕上げています

▲写真を見ながらカラフルに仕上げています

標語をつくる

多くの人に伝わる言葉を綴る

社会的な課題を学ぶなかで感じた思いや考えを、多くの人に伝えるために「標語」をつくるのもユニークな挑戦です。標語は俳句のような七五調の十数文字で表現する短い文章です。何を伝えたいかを考えて、学習の中で印象に残った言葉を組み合わせ、多くの人の心に届くメッセージをつくります。

伝えたいことを書き出していきます

▲伝えたいことを書き出していきます

新しい商品を考える

地域をアピールする
メニューを考案

地域の文化や産業を学んだ知識を生かせば、地元をアピールする新商品を考えられそう。例えばお料理の新メニューをつくるなら、食材に特産品をたくさん使う、盛り付けで地元の風景を表現するなど、地域をどうアピールするかイメージしてみましょう。実際にお料理する大人の人の意見も聞けば、もっと具体的な提案ができます。

新メニューの設計案と完成したお料理

▲新メニューの設計案と完成したお料理

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